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子ども

2015.12.29

やってはいけない!間違った歯の応急処置~子ども編~

やってはいけない!間違った歯の応急処置~子ども編~

子どもの歯が折れたり、顔面を強打したり、子どもが「歯が痛い」「しみる」と言い出したり…。子育てをしていると、思わぬ緊急事態に遭遇しやすいですよね。そこでとっさに施した応急処置が、実は間違っていると…大惨事に!

そんなときの豆知識をもっておくと、今後の子育てに役立ちます。子どもは遊ぶのが仕事、ケガをしながら大きくなるもの。ママがケガの応急処置をしてあげられるのが、やっぱり一番なんです。

ときどき見かける間違った応急処置を含めて、今後の生活に役立つかもしれない歯の豆知識をご紹介しましょう!

折れたり抜けたときの歯はどうしている?

まず比較的遭遇するのが、歯の『脱臼』や『破折』。

ボールが当たったり、階段で転んだりすると、歯が折れたり抜けたりすることもありますよね。歯科医院でもしばしば、歯が抜けてしまった子どもを見かけます。子どもは骨が柔軟なため、折れるよりも歯自体が抜け落ちてしまうことが多いのですが、そのとき『歯の保存方法』が予後を大きく左右します。

では、歯が抜けてしまったらどうすればいいのでしょうか? ポイントをまとめてみました。

  • 抜けてしまった歯をきれいに洗ったり乾燥させない。
  • 歯は乾燥に弱いため、牛乳や生理食塩水に保存するのがベスト。もし牛乳や生理食塩水がなければ水でもかまいません。

  • なにがなんでも歯を探して歯科医院に持って行く。
  • 子どもの泣き方や血に驚き、慌てすぎて歯を忘れて歯科医院に来る人もいます。歯は直後であればくっつく可能性は比較的高いので必ず探して持って行きましょう。

  • 傷口から血が出ていれば、清潔なガーゼなどを噛んで圧迫することが必要。
  • 頭を強くぶつけている場合は、歯科医院に行ったらその旨を伝える。

また、歯が折れたり抜けたりしなくても、強く頭をぶつけてしまった場合、その後歯が変色してきたり永久歯に影響がでることがあります。
必ず病院に行くようにしましょう。

しみる歯があるときはすぐ歯科医院へ

歯がしみているとき、『むし歯を心配して念入りに歯磨きする』というのは間違った応急処置です。子どものむし歯の進行は非常に速いもの。一度むし歯になり始めたら、大人の何倍もぐんぐん進んでしまうことが多いです。一度なったむし歯は磨いても治らないため、早く治療すべき!

子どもが「歯がしみる」と言い出したときに、最近仕上げ磨きをしていなかったからと突然たくさん歯磨きをしても、改善しません。むしろむし歯の歯を強く磨くと、神経の炎症が波及してより痛いことも…。仕上げ磨きは大切ですが、痛がるときには早急に専門家を受診する必要があります。

乳歯は生え変わるからと、むし歯でも放置はNG

どうせ生え変わるからと、乳歯のむし歯は比較的放っておかれがち。しかし、乳歯のうちから口の中を健康に保つことは非常に大事なのです!

まず乳歯にむし歯があると、あとから生えてくる永久歯が変色してしまうことがあります。また、一度むし歯になると、口腔内にはむし歯の原因菌が非常に多い状態になってしまっていることが多く、今後もむし歯になりやすくなります。

むし歯によって奥歯が削れると、今後のかみ合わせやあごの発達に影響が出ることも…。乳歯のうちからの口腔ケアが非常に大事なのです。

正しい歯の応急処置とケアをして、子どもの健康をささえることができるのはやっぱりママ。専門家やかかりつけ医院を上手に利用しながら、子どもの歯の健康も守ってあげたいですね。

文/彦坂実な美

mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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