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2017.11.25

インフルエンザ予防接種、打つなら午前中が効果的!?

インフルエンザ予防接種、打つなら午前中が効果的!?

昨年、ちょっと興味深い研究結果が発表されました。それは、“ワクチンは接種する時間帯によって効き目が変わる”ということ。

これからのインフルエンザの本格シーズンに向けて、これはちょっと押さえておきたいところ。では、具体的にはいつ打つのが正解なのでしょう?

インフルエンザ予防接種の効果

本題に入る前に、そもそもインフルエンザワクチンとはどんなものなのかおさらいしておきましょう。

インフルエンザとは毎年冬になると流行するウィルス性の病気で急な発熱(38℃以上)や頭痛・関節痛などが特徴的な症状です。インフルエンザワクチンは『不活化ワクチン』を体内に入れることで抗体を作って罹患を防いだり、万が一罹患しても症状を軽くするのが目的です。

抗体ができるまでは接種後2週間経ってからなので、流行が始まる12月に間に合わせるためには11月半ばには済ませておくのが理想です。ちなみに大人は一度の接種でOKですが、13歳未満の子どもは2回の接種が必要となります。

詳しくはこちらの過去記事を参考にしてください。
『インフルエンザワクチン』を打つ時期はいつがいいの?よくある疑問に答えます!
子どものインフルエンザワクチン打つ?打たない?それぞれのママの意見

ワクチンは午前中の接種が効果的!?

昨年、大阪大学の研究チームがマウスを使った実験を行った結果“午前中にワクチンを接種したほうが抗体の量がより増えた”というデータを発表しました。

これは、交感神経の働きが活発な時間と働きが鈍る時間でワクチンの効果を比較したもの。その結果、人間でいう午前中に接種したマウスの方が4倍も抗体の量が多かったようです。

また、イギリスで65歳以上の高齢者を対象に行われた研究でも、人数を半数に分けて、それぞれ午前中と午後にワクチン接種をすると、午前中の人たちの方が抗体の量が多かったという結果になったそう。

これによって考えられるのは“ワクチンを受けるなら午前中の方がより効果的”なのではないかということなんです。

まだまだ研究段階

ただし、実際には、まだまだ研究段階なのが現実です。イギリスで行われた研究も、65歳以上の高齢者が対象のためすべての人に当てはまるかどうかは不透明ですし、どのワクチンの型に有効かということも解明されてはいません。あくまで参考までに知っておくと良い、といった感じですね。

午前中に受けると絶対に効果的!と証明されたわけではないですが、これは気になる情報ですよね! 

少しでもワクチンの効果を上げたいと思うなら、試しに午前中に受けてみてはいかがでしょうか? 今後の研究にも大注目ですね。

PHOTO/adriaticfoto/shutterstock
参照/ 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター「交感神経による免疫応答の日内変動を発見(鈴木グループがJEMに発表)」
Hazard lab「ワクチン接種「午前中」だと効果大 マウスで解明 大阪大」
Doctors me「インフルエンザ予防接種は午前中が効果大!?ワクチンと時間帯の深い関係性」

mamaPRESS編集部

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