2022.04.18
免疫力UP効果が期待される「緑茶」カテキン効果とは?
新型コロナウイルスの影響により、ウイルスに対しての意識が近年より強くなっているのではないでしょうか? そんなときにおすすめしたいのが「緑茶」。ホッと一息つける飲み物として、昔から多くの人に愛される「緑茶」ですが、実は近年の研究で様々な効果があることが明らかになっています。おすすめしたい「緑茶」の健康効果についてご紹介します!
日本の緑茶の歴史
日本でのお茶のはじまりは、奈良・平安時代に遣唐使や留学僧によってもたらされたと推定されます。
当時の奈良時代~平安時代のお茶は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にすることができました。 鎌倉時代以降では、武家社会になるにつれて武士階級にも浸透していき、江戸時代には一般庶民のも飲料としてお茶が浸透していきました。
一般庶民に浸透したお茶は「抹茶」ではなく、簡単な製法で加工した茶葉を煎じた(煮だした)ものだったようです。 今から約1200年も前からある飲み物で今では当たり前に飲めるものですが、日本人の生活に根付いたのは、大正末期から昭和初期とされ、意外に新しいのです。
参照:お茶百科
健康効果が期待される「緑茶」のメリット
「緑茶」には様々な健康効果があることが明らかになっています。特に、緑茶に含まれる「カテキン」という成分には多くの健康効果があり、手軽な飲み物なのに健康対策ができます。
参照:やさしいLPS
カテキンとは
カテキンは、緑茶に多く含まれているポリフェノールの一種です。
ポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、不規則な生活習慣やストレスなどにより増えすぎた活性酸素の発生を抑え、生活習慣病の予防に役立つことで知られています。また、カテキンは、強い抗酸化作用のほかにも、抗菌・抗ウイルス作用や、体脂肪を減少させる働きを持つ成分として注目を集めています。
参照:わかさの秘密
カテキンの効果1|免疫力アップ
カテキンの一種のエピロカテキンの成分は、体内に侵入した細菌やウイルスなどを食べて消化し死滅させるマクロファージを活性化させる作用があり、免疫力アップに繋がります。
さらに、緑茶にはレモンの約5 倍以上ものビタミン C が含まれています。ビタミン C は、皮膚や粘膜を丈夫にして、病原体の体内への侵入を防ぐ働きが期待できます。水溶性のビタミン C は熱に弱い成分ですが、カテキンが持っている抗酸化作用によって壊れにくくなるというメリットもあります。
参照:やさしいLPS
参照:水出し緑茶に含まれるエピガロカテキンのマクロファージ食作用増強メカニズム
カテキン効果②|インフルエンザ予防
緑茶の中に最も多く含まれるエピガロカテキンガレートは、エピガロカテキンとはまた違うカテキンの一種です。エピガロカテキンガレートを使用した研究では、抗インフルエンザ薬で用いられる「アマンタジン」よりも新型インフルエンザウイルスの感染が抑制されるなど、新型インフルエンザにも効果があることが細胞を使った実験で明らかになっています。緑茶に含まれるカテキンは、インフルエンザウイルスがヒトの細胞に吸着するのを阻止 するとともに、 細胞内での増殖を抑制します。また、体内の中から抗菌力を高める作用も期待されています。
参照:静岡県立大学 山田浩先生「第2 回伊藤園健康フォーラム」基調講演資料
参照:伊藤園「研究開発レポート」「レポート03緑茶成分によるインフルエンザ予防~新型インフルエンザの感染も抑制~」
カテキン効果③|コロナ不活化にも効果あり?
京都府立医科大は伊藤園との共同研究で、緑茶に含まれるカテキンが、人の唾液に含まれる新型コロナウイルスの感染能力を低下させる効果があることが期待できる結果となりました。 唾液中のウイルスが不活化されることにより飛沫感染が減少し、拡散することを抑制する効果が期待されています。 他人にうつさないことを目的としてお茶を飲むという、マスクや手洗いに並ぶ公衆衛生的な使い方が注目されているようです。
参照:京都府立医科大学 HP
mamaPRESS編集部
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