2016.01.29
もう一品欲しいときに!栄養もばっちり『フリーズドライ食品』
ごはんを作ってはみたけれど何か物足りない、あともう一品何か欲しいな、そんなことってたまにありませんか? わざわざ一から手間をかけて作ることはしたくないけど、レトルト食品をそのまま食卓に出すのも何だか気が引けるし…。そんなときに役立つのが『フリーズドライ食品』です。
以前は『フリーズドライ』と聞くと、何だか色も味もイマイチ、栄養価がなさそう、というマイナスイメージが強くありましたが、実は最近のフリーズドライ食品はかなり進化を遂げているんです!
ちょっとひと手間加えるだけで簡単にもう一品できあがり! 今までフリーズドライ食品を避けていたママもちょっと試してみたくなるようなレシピをご紹介します。
そもそもフリーズドライ食品って?
フリーズドライ食品が食材を乾燥させた食品ということはイメージできますが、一体どのようにして作られているのでしょうか?
その作り方は、まず食品を凍結させ、真空状態に置いて水分を昇華させて乾燥させるという方法です。一般的な乾燥方法は天日干しにしたり熱を加えたりして水分を飛ばしているので、ここが大きな違いというわけです。
フリーズドライ方法は元々、輸血用の血液を遠隔地に運ぶために開発されたもので、これが食品に応用されるようになったのは1960年代になってからです。その後インスタントコーヒーやインスタントラーメンの登場で一気に認知度は高まりました。
凍結させてから水分を飛ばす方法なので、熱を加える場合と異なり風味や栄養価を損なうことなく加工でき、乾燥させた状態にしてしまうことで酵素や微生物の作用を抑えられるため、添加物などを使わずに長期保存が可能なこと、また、常温で長期保存ができるので非常食として備蓄しておくのにも最適、軽いので持ち運びに便利などメリットがたくさんあるんです!
進化を遂げるフリーズドライ食品
フリーズドライ食品といえば、お湯を注いでできる味噌汁やスープ…といったことは想像できますが、最近のフリーズドライ食品はそれだけではないんです。にゅうめんや親子丼などの丼もの、雑炊やカレーなど種類は豊富! また、最近では切り干し大根の煮物や白和えなど、作るのに少し手間がかかったり、たくさん作りすぎてしまいがちな惣菜までフリーズドライ食品になっているんです。これは忙しいママにもうれしいですね。
フリーズドライ食品を使ったアレンジレシピ
フリーズドライ食品は忙しいママの味方ということがおわかりいただけたでしょうか? では、「おかずをもう一品加えたい!」というときのための簡単アレンジレシピをご紹介します。
☆豚バラとなすのみぞれ煮(二人分)☆
準備するのは調味料と豚バラ肉、あとはフリーズドライのなすとだいこんおろし、ショウガです。
- 鍋に油をひき、豚バラ150グラムを炒めます。
- 水300ml・酒大さじ1.5杯・醤油大さじ2.5杯・酢大さじ1.5杯を加えてフリーズドライなす30gと、フリーズドライ大根おろし6~7g、フリーズドライしょうがを適量入れて一緒に数分煮ます。
- 最後にフリーズドライ三つ葉を適量入れて一煮立ちさせたら完成です。
豚肉以外はすべてフリーズドライ食材なので、野菜を洗ったり切ったりの作業もなく数分で仕上がります。急いでもう一品といった場合でもすぐに食卓に出せそうですね。
フリーズドライといえばインスタントのお味噌汁などの印象が強いですが、実はアレンジ次第で普段の料理にもどんどん活用できるんです。体調を崩して買い物に行けない、というときや、災害時の非常食としても家庭に常備しておきたいですね。
PHOTO/農林水産省ホームぺージ
参照/
あさイチ『食卓革命 フリーズドライ最前線』
COSMOS FOOD COMPANY 『フリーズドライって何?』
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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