2017.04.12
まだ帰ってこないの~!小1の入学後あるあるトラブル5つ
4月は進級、進学シーズン。特に入学を迎えた子どもがいるママは、「うちの子やっていけるかな」「きちんと一人で通えるかな」という心配もあるでしょう。筆者も昨年度上の子が小学校に入学したので、よくわかります。
今回は、小学校入学後に経験した&目にした、ありがちな“小1トラブル”をご紹介します!
【トラブル1】帰宅時間になっても帰ってこない!
小1ママにとって一番の心配ごとは、やはり“無事に帰ってくるかどうか”ですよね。でも…我が家や周囲の友人家庭では、入学してすぐ、下校時間からずいぶん経つのに帰ってこない、ということが結構ありました。
例えば
- ランドセルのまま遊びに行ってしまう
- お友だちとのおしゃべりや、道端の花や虫などに夢中になりすぎてしまう
といったケースですね。
筆者が耳にしたケースでは、お友だちに誘われて、そのまま遊びに行ってしまうケースが多かったです。
自宅近くにいても、お友だちの家に入られてしまうと見つかりません…。基本的に携帯電話を持っているわけではありませんしね。
その結果、ママは学校や友人宅に電話をかけまくったり、近隣を歩き回って探したりすることに。まれに本当に事件に巻き込まれることもありますから、親としては本当に肝を冷やします。
入学前にしっかりと“一度帰宅して、行き先を告げてから出かけること”を徹底しておきましょう!
【トラブル2】お友だちと待ち合わせができない
Photo/karelnoppe/Shutterstock
子どもたちだけで放課後遊ぶことも増えるでしょうし、集団登校などをしていない地域なら、お友だちと待ち合わせて登校するケースも多いでしょう。
小1だとまだ携帯はもちろん、時計をもっていない(もしくは読めない)ことも多いから、待ち合わせ関連のトラブルも多いです。
例えば、早くに行き過ぎて、お友だちを待てずに先に学校に行ってしまうケース。残された子は、わけもわからず待ち続けたり、不安になったりします。
また、ほんの数分であっても子どもにとっては長時間に感じるため、一度家に帰ってきてしまい、その間に行き違いになってしまう、なんてことも。
我が子の場合は、“放課後の待ち合わせの時間・場所が間違っている”ということも多かったです。というか、今年小2ですがいまだに多いです…。
- 待ち合わせ場所にお友だちが来ず、遠くまで探しに行ってしまって行方不明に
- 「〇ちゃんの家に行く」と娘は言っているが、相手は公園で遊ぶつもりだった
- 15:10に学校から帰ってきたのに、「15:00に待ち合わせの約束をした」と言いはる
知らないママさんにお電話をすることも多かったですし、親同士連絡を取り合い、なんとか乗り切った…という感じです。
【トラブル3】登下校のグループでいさかいが起きる
集団登校をする地域は別として、近隣に住んでいる子同士や同じ幼稚園だった子同士で登下校をする場合にありがちなのが、登下校グループ内でのトラブル。
親が「一緒に行ってくれたら安心だな」と思う子がいても、子ども同士がずっと仲が良いとは限りませんよね。例えば、入学後にほかの子と仲が良くなり、「違う子と行きたい」と言い出すことも。でも、元々通っていた子が一人ぼっちになってしまうとかわいそうです。
また、3人のグループなのに、2人が同じクラスだと、次第に話が合わなくなってくることもあります。
筆者の子どもが通う小学校では、「登下校中は2人までしか横並びになっちゃいけない」というルールもあります。3人以上で通っていると、“だれと横に並ぶか”“だれが一人になるか”でもモメてしまうんですよね…。
子ども同士で考えて解決するのが理想ですが、あまりにモメるようなら親同士で話し合い、アドバイスするのも手でしょう。
【トラブル4】男子に多い?交通トラブル
一般的に“男子のほうが多い”といわれることが多い交通トラブル。
子どもたちだけで歩いていると、だんだん調子にのっておふざけが過ぎてくるようなことも。横断歩道をふざけてわたるなど、交通ルールを守らないケースも出てきます。
筆者は、走行中の車に“どれだけ近づけるか”を試している子を見かけてぞっとしたことがあります。注意できない距離で、どの子かもわからなかったので、後日学校に報告しました。
親はもちろん、地域の大人が連携して見守っていきたいですね。
【トラブル5】友だちができない
引っ越してきたばかりで知っている子がいない、同じ幼稚園だった子とクラスが離れてしまった…といった理由から、寂しがる子もいるでしょう。
「お友だちがいない」と親に言うケースもあるかもしれませんね。まずはよく子どもの話を聞いてあげて、吐き出させてあげましょう。
あとは、担任の先生に、保護者会・個人面談などの相談ができる機会に様子を聞いておくといいでしょう。連絡帳で聞いてみたり、急を要する場合は別途面談をお願いしてみたりしてもいいですね。
意外と、「ほかの子もマイペースに遊んでいるので大丈夫」「少しずつお友だちができていますよ」なんて答えが返ってくることもあります。
心配なら、教室や校庭で簡単にできる特技を教えてあげると話題作りにつながるかもしれません。
うちの娘の場合は人見知りなのですが、少し難しい折り紙を自宅で一緒に練習したら、それを学校でも披露して、「教えて、教えて!」となったようです。クラスの子たちに頼まれて、話すきっかけになったのだとか。
進学シーズンは子どもも大人も新しい環境に入ることになり、ドキドキしますね。でも、親より子どものほうが緊張しているでしょう。筆者は、「最初の2~3週間は特に大事だ」と担任の先生から言われました。温かく優しく見守ってあげたいですね。
PHOTO/five trees/Shutterstock
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
詳しくはこちら