実の母親と衝突!?里帰り出産でストレスを回避するためにできる4つのこと

出産前後に実家に帰省する『里帰り出産』。家事などを親に頼ることで、産後間もないママの体を休めたり、育児に専念するためにするものですが、この里帰り出産によって逆にストレスをためてしまっているママが多いんだそうです。

いったいその原因は何なのでしょう？　そして、“里帰り出産のストレス”を回避するためにはどうしたら良いのでしょうか。

里帰り出産をすることのメリット

まず最初に、『里帰り出産』のメリットについて考えてみましょう。

• 家事を任せることで、産後の体をしっかり休めることができる
• 母親などから育児のサポートやアドバイスを受けられる
• 心の不安が和らぎ精神的にも安心出る

産後、特に初めての出産を終えたママは慣れない育児に不安もいっぱいですよね。そんなときに、実家で体をゆっくり休めながら母親のサポートを受けられるのはかなり心強いものです。

mamaPRESSでも以前に里帰りのメリットやデメリットについて取り扱っています。こちらも参考にしてみてくださいね。
『その時パパは…？『里帰り出産』のメリット・デメリット』

“母親との衝突”“生活リズムのズレ”…里帰りで感じるストレス

では逆に、里帰り中にストレスを感じてしまう人はどんなトラブルを抱えているのでしょうか。ネット上にはこんな体験談が寄せられていました。

• 母親と育児方針の違いが原因でぶつかる
• お風呂や食事の時間など、実家の生活のリズムが合わなくてストレスに
• 環境（古い家で冬場は冷え込みがひどいなど）による、赤ちゃんの健康悪化を気にしてしまう
• 食事がお惣菜やお弁当ばかりなので、自分で作ったほうがマシだと思った

産後はちょっとしたことでもイライラしたり落ち込んだりしがち。普段ならさらっと流せるような些細なことでもうまく自分の中で消化できずに、気づけばかなりストレスがたまってしまっていることも多いようです。

ストレスをためずに過ごすための4つのポイント

では、里帰り出産でストレスをためないようにするにはどうしたら良いのでしょう。

1.してもらいたいこと、できないことなどを事前にしっかり確認する

こんなはずじゃなかった…というトラブルを回避するために、自分たち夫婦の育児方針などを事前に伝えておくと良いでしょう。

例えば、母乳（ミルク）で育てたい、沐浴は手伝ってほしい、赤ちゃんと自分の洗濯物はお願いしたい、など事前にある程度話しておくとトラブルはそこまで起こらないはずです。

また、逆に実家のお母さんができないことも知っておく必要があります。例えば仕事で忙しいお母さんの場合には食事は総菜やお弁当など簡単なものになってしまうかもしれない、足腰が強くないので沐浴の手伝いは難しい、などです。

2.育児方針の違いは冷静に対応

昔と今では育児の常識が違うのは当たり前。あれこれ押し付けられてうんざり、という場合には育児書などを見せて理解してもらったり、「病院の先生にこう言われた」など“専門家の意見”を参考に育児方針を決めている、ということをアピールしてみましょう。

母親の意見を頭ごなしに否定して「私はこうしたいの！」というのではなくて、「今はこんなやり方が一般的みたいだよ」といった感じに、冷静に対応することが大切です。

3.感謝の気持ちを忘れずに

「孫と一緒に過ごさせてあげている」、なんて高慢な考えになっていませんか？　お世話になっているという感謝の気持ちを忘れてしまってはダメですよ。

何でもかんでも母親に任せっきりにしてしまうのではなくて、産後しばらくして体調も落ち着いたら少しずつできそうなことはお手伝いするようにしましょう。

4.里帰りをしない、という選択も

どうしても実母と合わない、ストレスが溜まりそう、というのであれば、そもそも里帰りをしないという選択もあります。自宅のほうが落ち着いてゆっくり休めるのならママにとっても赤ちゃんにとってもそのほうが良いですよね。

イライラを抱え込みそうと思ったら、最初から夫婦で産後すぐの赤ちゃんとの生活を始めてみるのも◎。

里帰り出産はそもそもママの心身を休めるためのものです。それが、かえってストレスをため込んでしまうようでは意味がありませんよね。

赤ちゃんとの新生活のスタートが嫌な思い出になってしまわないように、里帰り出産を希望する場合には実家との円滑な関係を保てるように心がけたいものですね。

参照／ カラダノート「里帰り出産での実家でのストレス」
Yahoo!知恵袋「里帰り出産がストレスだった方いますか？」
Yahoo!知恵袋「実母との里帰りトラブルについて悩んでいます」