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子ども

2017.07.20

あの吉田戦車さん作!絵本『走れ!みかんのかわ』を読むと、くだものを食べるのがさらに楽しくなっちゃう♪

あの吉田戦車さん作!絵本『走れ!みかんのかわ』を読むと、くだものを食べるのがさらに楽しくなっちゃう♪

漫画家の吉田戦車さんが絵本を発表しているのをご存知でしょうか? 3月に自身2冊目の絵本『走れ!みかんのかわ』(河出書房新書)が出版されました!

ギャグのセンスが発揮されつつもとても温かい絵本なんです。読んだあとは子どもと一緒にくだものを食べるのがさらに楽しくなっちゃいますよ♪

吉田戦車さんって?

走れ!みかんのかわ

吉田戦車さんは1963年生まれ、岩手県出身の漫画家。大ヒット作『伝染るんです。』(小学館)など、不条理ギャグの新境地を開き、現在も圧倒的な人気を誇っています。作品を読んだことがなくても名前は知っているというママも多いのでは?

奥さまは同じく漫画家の伊藤理佐さんで、お二人の間には小学生のお嬢さんがいます。ご家族のことを描いた『まんが親』(小学館) も、お子さんへの愛情が伝わるだけでなく、子ども特有の謎の行動と親の困惑などがリアルに描かれていて、ママにおすすめの作品です!

主人公が“みかん”の冒険ストーリー

走れ!みかんのかわ

『走れ!みかんのかわ』は、4~7歳くらいのお子さんを対象とした全40ページの描き下ろし絵本。主人公は果物の王様・みかん。あるものを追いかけて走るみかんは、リンゴやバナナ、馬などと遭遇します。そして最後に出会ったのは…?という心温まる冒険ストーリー!

『伝染るんです。』ファンの筆者が息子と読んでみた!

走れ!みかんのかわ

筆者はもともと吉田戦車さんの4コマ漫画『伝染るんです。』のファン。シュールで独特な世界観をもつ吉田戦車さんが、父親という視点でどんな絵本を描くのだろうと楽しみに買いました。

息子は今2歳で、普段は文字の少ない絵本を読んでいるのでちょっと早いかなと思いましたが、インパクトあるみかんの絵にすぐに興味を持ちました。

全40ページとボリュームがあり、1ページずつの文字数も絵本にしては多めなので、最後まで聞いていられるか不安でしたが、ずっときゃっきゃっと喜んでくれていました。

というのも、この絵本は会話文が多く、さらにずっとテンション高めなんです! 文章のリズム感がとても良いので、読み聞かせに慣れていなくても、自然と感情を込めて読めちゃいます♪ 

なんといっても“みかん”が主人公なことがこの絵本の特徴。もともとくだもの好きな息子でしたが、さらにくだものを食べることに興味を持ったようです。

また、それまではくだものを食べるだけで皮は誰かにむいてもらうのが当然という様子でしたが、自分でみかんやバナナの皮をむいてみたい!と言うようになりました。

勢いのあるお話なので一気に読みたくなりますが、絵が細部まで描き込まれているので、じっくり眺めるとまたいろんな発見があります。

息子は後半の絵に何度も描き込まれている猫が気に入ったようで、見つけると喜んでいました。猫好きの吉田戦車さんらしい、表情豊かな猫たちですよ♪

吉田戦車さんのギャグのセンスがいかんなく発揮されていて、ファンはにやっとしてしまうところも。息子はいままで読んできた絵本とはちょっと違う雰囲気の作品に触れて、世界が広がってくれたらいいなと思います。

やさしい世界観で描かれた冒険ストーリーなので、少し長文の、物語性のある本を楽しめるようになったばかりの子どもにぴったりだと思います。

吉田戦車さんはほかにも0~3歳くらいのお子さん向けの絵本『あかちゃん もってる』(河出書房新書)も出しています。親子で楽しめる作品なので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

参照/ 河出書房新社「走れ!みかんのかわ:吉田戦車」

橘 佑佳

橘 佑佳

2014年に男の子を出産、ライターとして活動しています。食べることと料理が好きで、食育インストラクターとフードアナリストの資格をとりました。息子にいろいろ作ってあげたい、...

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