2017.02.19
飲み薬や目薬は使って大丈夫?妊娠中の花粉症対策
毎年春になると多くの人を悩ませる『花粉症』。今この瞬間も鼻がグズグズ、目がかゆーい!なんて方もいるのでは?
でも、いつもなら飲み薬や目薬で対策しているけど妊娠中って大丈夫なの?って思いますよね。妊娠しているときの花粉症対策、どうするのが正解なのでしょうか。
薬は産婦人科の先生と相談して使うのが◎
妊娠中の服薬で特に気を付けたいのが妊娠初期(2~4ヶ月)の頃です。この時期には赤ちゃんの器官形成時期にあたるので、場合によっては薬が奇形の原因になってしまう恐れがあります。この時期には服薬は避けるべきといえます。
ただし、花粉症の内服薬の中には妊娠中でも問題なく使用できるものもあるので、絶対に薬を飲んではダメ!というわけではありません。妊娠中であることをきちんと伝えておけば、妊婦さんでもOKの薬を処方してもらえるので安心です。
目薬に関しては、体内に吸収される量がわずかなため妊娠中に使っても問題ないとされています。ただし、プラノプロフェンという成分は、妊娠中の安全性が確立されていないため注意が必要です。
他にもステロイドなどを使っている目薬を使う場合には必ずかかりつけの産婦人科の先生と相談するようにしましょう。
病院に行く時間がないときは、メガネや食生活の改善などで薬に頼らない対策も!
とはいえ、薬を使うのはやっぱり心配…という場合はできるかぎり普段の生活で花粉症対策をしましょう!
メガネ・マスク
外出時の花粉対策として、最も効果的なのが『メガネ』と『マスク』です。メガネは花粉症用のゴーグルタイプが一番有効ですが、ちょっとかけるのに抵抗がある方もいるはず。
でも、普通のものでもかなり効果がありますので、視力が良い人も、この時期には伊達メガネをかけるのがおすすめです。
また、普段はコンタクトレンズをしているという場合にも、レンズの刺激がアレルギー症状の悪化につながることがあるので、メガネにしておくほうが良さそうです。花粉でレンズも汚れがちになるので、こまめに拭くことをお忘れなく。
ヨーグルトや甜茶(てんちゃ)を意識的に摂る
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、アレルギーに強い体にしてくれる効果があります。便秘の改善にも良いとされる食材なので、朝ごはんなどで積極的に食べたいですね。
また、甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールも花粉症対策として定番ですね。普段飲んでいるお茶を花粉症シーズンは甜茶に変えてみると良いかもしれません。
こするのではなく“冷やす”
どうしても目がかゆい! そんなときには濡らしたタオルや冷却材などを使って“冷やす”ようにしてみてください。ゴシゴシこすってしまうと、ますます症状を悪化させてしまいます。
お風呂に入ったときなどには、シャワーを上に向けてお湯に目を当ててまばたきするようにして洗うと良いですよ。市販の洗浄液を使った洗い方だと、目の周りの花粉が目に入ってしまったり、必要以上に涙を洗い流してしまうことがあるので良くありません。
こまめな掃除で花粉を寄せ付けない
花粉は家の中に持ち込まないこともとても大切な対策法です。外出したら玄関に入る前に髪の毛や服の花粉を手などで払い落としてから家の中に入るようにしましょう。
毎日掃除機掛けをするのはもちろん、布団や洗濯物を部屋干しにするなどして花粉を徹底的に防ぐようにしましょう。
花粉を完全に防ぐことはできなくても、ここにあげた対策をすることでかなり効果は期待できるでしょう。
それでもどうしてもつらいときには、病院の先生と相談して妊娠中でも大丈夫な薬を処方してもらうなどしてあまり我慢しないようにしてくださいね。
参照/
イクシル「妊娠中に花粉シーズン到来。薬は服用可能?」
ヘルスケア大学「妊娠中に結膜炎になった!妊婦さんの目薬使用はOK?」
ヘルスケア大学「妊娠中の花粉症対策は?妊婦は悪化しやすいって本当?」
片桐眼科クリニック「花粉症対策について」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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