2017.04.20
早生まれは幼稚園で不利なの?早生まれの子に関する疑問に答えます!
幼稚園では早生まれの子どもは不利だ…そんな言葉を聞くことがありますよね。そのたびに、早生まれの子どもがいるママは不安になったり、心配したりしているのではないでしょうか。
しかし、この“早生まれの子どもは不利だ”というのは本当なのでしょうか? 本当だとしたら、一体どういったところで不利なのか。そして、逆に早生まれの子どものほうが有利な点はないか考えてみたいと思います。
早生まれ・遅生まれってどういう意味?
早生まれとは、1月1日~4月1日に生まれた子どものこと、遅生まれとは、4月2日~12月31日に生まれた子どものことです。つまり、同じ学年の中で、生まれ年が一つ大きい子どもが早生まれということになります。
どういったところで差を感じる?
早生まれの子どもと遅生まれの子どもを比べると、成長の差を感じる点として、たとえば、体の大きさ、手先の器用さや体力、トイレトレーニング、コミュニケーションなどがあります。
一緒になって走り回っていても、早生まれの子どもが必死になって遅生まれの子どもたちについていっているということもあるようです。
差が気になるのは小学校低学年くらいまで
成長面で多少の差は感じられるものの、それもせいぜい小学校の低学年まで。そのころになると早生まれ、遅生まれよりも、個人差のほうが大きくなってくるでしょう。
ですから、幼稚園のころに多少成長の遅れを感じたとしても、それほど心配することはありません。
むしろ、ママにとっては、まわりの遅生まれの子どもの様子を見て、半年後くらいにはどんなふうになるのか知っておくいいチャンスともいえるのではないでしょうか。
早生まれにだってメリットはたくさん!
当然ですが、物事にはいい面もあればそうでない面もあります。早生まれの子どもに心配な点もありますがその逆のいい点もあります!
たとえば、生活リズムの整いやすさ。遅生まれの子どもは成長が早い分、口も達者です。「今はご飯の時間だよ」といっても生まれ月が早い子であれば「なんで今食べなきゃいけないの?」と言うかもしれません。
しかし、早生まれの子はまだ素直。頭で考えるよりも先に言われたように素直に実行するので、早いうちから体で生活リズムをきちんと整えることができるのです。
また、親のプレッシャーもずいぶん違います。早生まれの子どもは不利だといわれていると同時に、遅生まれの子どもは早生まれの子どもよりもなんでもできて当然だという目で見られることも。
もし、早生まれの子どもよりも成長が遅れたら…と、プレッシャーを感じてしまうママもいるかもしれません。その点、早生まれの子どものママは、落ち着いてのんびり子どもの成長を見守ってあげられますね。
小さいうち、子どもの成長は目まぐるしいものです。そのため、どうしても早生まれの子どもは、周りと比べると及ばない部分が目につくかもしれません。
でも、成長スピードに差があるわけではないですし、たとえ少々の遅れがあったとしても個人差は当たり前。安心して、子どもの成長を見守っていてあげてくださいね。
PHOTO/mTaira/Shutterstock
参照/
岩波国語辞典第7版新版
日経DUAL「保育士が断言「早生まれの子にはメリットしかない」」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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