2019.09.14
海外では安産祈願にも描かれる!天然素材で安心な『ヘナタトゥー』って?
おしゃれの一環として海外では入れている人も多い『タトゥー』。でも、肌に直接針を刺す『タトゥー』は、消したあとも跡が残ったり、日本では銭湯などの公共施設の利用が不便だったりするので、入れるとなると相応のリスクを考慮する必要があります。
そこで、ママにもおすすめなのが、インドで昔から伝統文化として親しまれている『ヘナタトゥー』。植物成分で安心。また肌の表皮に一時的に染色する手法で、2週間ほど経てば自然と消えるので、気軽に楽しむことができます。
日本でも、マタニティ期に安産祈願でお腹に施すママが少しずつ増えているんです!
天然素材だから安心?『ヘナタトゥー』とは
『ヘナタトゥー』は、一般的な“タトゥー”とはまったく別物。
そもそも“ヘナ”とはミソハギ科の常緑低木のハーブのことで、ヘナタトゥーはヘナを粉末にしてペースト状にした染料を使います。針を使うことはなく、肌のわずか0.2mmの薄い表皮部分を、ヘナの染料で染色していくのです。
肌に入れた模様は2週間ほどで消えてしまうので、気軽に楽しむことができますよ。
ヘナは、イスラム教ではバラカ(神の恩恵)があると信じられている神聖な植物。インドでは3000~4000年前からヘナで肌を染めて飾る風習があったんですよ。『タトゥー』と聞くとちょっと怖いイメージがありますが、ヘナタトゥーは歴史ある文化のひとつなんですね。
デザインの意味が面白い!
インドでは伝統的な文化として親しまれているヘナタトゥー。特に結婚式では花嫁の手足を飾る装飾として用いられ、描かれる花などのデザインはそれぞれ意味を持っています。
ここからは、ヘナタトゥーの代表的なデザインとその意味をご紹介します。
蓮の花
#ヘナタトゥー(#メヘンディアート)#足 に#蓮の花 #Lotus#ヘナタトゥーKIRA 作#千葉県柏市#柏駅西口
— CANA Kiraヘナタトゥー柏★千葉 (@Kiraviger) 2015年1月21日
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『蓮の花』は泥水から大輪の花を咲かせることから、“辛いことがあるから素晴らしい人生になる、悟りが生まれる”という意味を持っています。なんだか勇気がでる言葉ですね!
太陽
連休に入ったので、前々から気になっていたヘナタトゥーを描いてもらいに来ました。良き!!
— こんどうさん (@kondo_days) 2015年8月8日
太陽 pic.twitter.com/Erp9PDu2FO
インドでは太陽は“万物のエネルギーの源”とされていて、復活・再生・生命力・永遠の愛・知識といった意味があるそうです。ひとくちに太陽といってもさまざまなデザインがあるので、好みのアートを探すのも楽しそうです。
マンダラ(曼荼羅)
マンダラとは、定められた方式に則って描かれた図像。仏教のイメージが強いですが、マンダラの語源はもともとサンスクリット語で、バラモン教やヒンドゥー教の儀礼でも見られるものです。
マンダラは“宇宙の象徴”という深い意味をもっており、模様も美しく、世界中で好まれるデザインのひとつとなっています。
その他にも孔雀、トカゲなどの動物やレースや羽などの模様のデザインもあります。それぞれに意味が込められているのが興味深いですね。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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