2017.12.04
子どもと病院へ行くときにチェック!病院のマナーと教え方
朝晩の気温差も激しく、体調を崩したりと子供と一緒に病院に行くことも増える時期ではないでしょうか?
病院は小児科でも他にも体調の悪い人がたくさんいるので、迷惑をかけないようにある程度の年齢になったらしっかりとマナーを教えたいですよね。
では、子供と一緒に病院に行く時はどんなことに気をつければよいのでしょうか?
周囲の人に配慮しよう!病院で守るべきマナーは?
病院にはさまざまな事情で受診している方がいるので、自分中心で考えるのではなく、周囲の人に気を配ることを教えてあげることが大切です。
大声を出さないようにしよう
子供は、気持ちが高ぶってくるとつい声が大きくなってくることも。怪我や病気で辛い人の気持ちを考え、静かに過ごすことを教えましょう。特に耳鼻科の受診では、大きな声が診療の妨げになることもあるので注意が必要です。
病院内を走らない
小さい子供だとじっとしていられなくて走り回ったりすることもあるかもしれません。けれど、他の患者さんや医療器具にぶつかったりすることもあるので、とても危険です。膝の上で抱っこして座らせ落ち着いて過ごすようにしましょう。
マスクの着用(危険がない場合)
マスクをすることによって危険をともなったり、極端にマスクを嫌がる場合以外は、風邪で受診する時などは感染防止のため、マスクをつけるようにしましょう。
咳・くしゃみのエチケット
咳やくしゃみが出そうな時は、ティッシュやハンカチで口や鼻を覆ってからすることを教えましょう。病院の待合室でもひどく出るようであれば周囲の人から少し離れた場所に移動するなどして他の患者さんに配慮しましょう。
いつから、どのようにマナーを教えればいいの?
病院でのマナーを守ることは「子供自身を守ること」だけでなく「子供の周りの人を守ること」にもつながり、とても大切なことなので早いうちから教えるようにしたいですね。
ただ、あまりにも小さい年齢の子にマナーだからと一方的に叱りつけると、子供は「なぜダメだったのか」が理解できず、また同じことを繰り返してしまうことも。
もしもマナー違反をしてしまった時は「どうしてしてしまったのか」「なぜダメなことなのか」「次からどうしたらいいか」をしっかりと言い聞かせるように注意しましょう。
また、叱るときは周囲の方への配慮と子供の自尊心を傷つけないためにも、人の少ない場所へ移動して叱ること。ママの怒りを一旦落ち着かせ、一呼吸するためにも効果的です。
ママが気をつけるべきことは?
病院での待ち時間は子供にとっては大人以上に長く感じるもの。退屈しないように事前にママが絵本やお絵かきセット、音のならないお気に入りのおもちゃなど準備をして、静かに時間を過ごせるよう工夫することも大切です。
子供は、ママが注意しなければ騒いでもいい場所と思ってしまうこともあります。「○○ちゃんも咳や鼻水が辛いよね。ここにいる人も怪我や病気が苦しくて来ているんだよ」と根気強く注意し、静かにすることを促しましょう。
病院や公共の場所でのマナーを教えることは、相手の立場に立って物事を考えられることにつながります。焦らずひとつずつ教えていきましょうね。
PHOTO/INSAGO/shutterstock
参考/
たまgoo!「図書館や病院ではマナーを守ろう!子供に身に付けさせたい公共のマナー」
オトナンサー「迷惑をかけないために! 子どもに伝えたい「病院」でのマナー」
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記事提供:ならいごとキッズ マガジン