2016.04.07
もっと育児に参加して!パパをやる気にさせるスイッチ5選
子どもが産まれた瞬間から、夫が『理想のパパ』になってくれるとうれしいものですが、現実はそううまくいかないもの。育児に参加してくれないパパも多いことでしょう。ここでは、なかなか子どもの面倒を見てくれない、一緒に遊んでくれないパパをやる気にさせるアイデアを5つご紹介します!
本当にしてほしい育児って?
まず、皆さんにとって、パパにやってほしい育児って何ですか?
例えば、筆者自身2児の母でもあるのですが、
- 寝かしつけをしてくれる
- 子どもと思いっきり遊んでくれる
- ママ1人だけの時間を作ってくれる
上記3つが最もうれしいと感じます。
でも、やってほしいことをやってくれたとしても、「なんかずれている」「なんか思っているのと違う」とママが感じるケースも多いものです。
我が家の夫は現在、とても協力的なほうだと思いますが、過去には想像と違った育児姿に「イラッ」とくることがありました。例えば、食品の買い物中にプレイスペースで2人の子どもと「遊んでて」とお願いしたときのこと。買い物袋を下げて戻ってきたら、次のような光景があったんです。
当時3歳の上の子は、ほかの子にボールをあてられて戸惑っており、ほかのパパさんが助けてくれていました。下の子は0歳児でしたが、夫から随分離れた位置に。おもちゃをまわりに投げていて危険なうえに、服の色が変わっているほどおしっこが漏れている!(それを心配そうに見てくれている、見知らぬママさん…)
そして、夫はというと、スマホから片時も目を離さず、私の存在にもまったく気付かない…。
もう、怒りで毛が逆立ちそうでしたよね。本人は育児をしているつもりになっているというのが、また難しいところなんです。では、そんなやる気のないパパさんたちをやる気にさせるためには、どうすればいいのでしょうか?
【1】パパも興味を持つおもちゃを導入
そもそも、「子どもと何をして遊んでいいかわからない」というパパも多いようです。パパが乗り物好きなら、パパの趣味に合わせておもちゃを購入するというのも手。
例えば、我が家の夫は鉄道好きなので、プラレールの遊びになると、本気で取り組んでいます。せっせとレールを買い足し、子どもたちの求めるままにレイアウトを考える…。子どもと一緒に“きゃっきゃ”と遊んでいる姿はほほえましいものです。
そのほか、レゴなどのブロック遊びや、カードゲームにハマるパパも多そう。子どもとパパで熱中して遊んでくれれば、その間、ママは自由ですね(笑)。
【2】パパが「これなら任せろ!」と言える役割をつくる
家事・育児において、なんでも『ママのほうが上手』という状況だと、パパも居場所がありません。パパの得意分野ができると、生き生きとして協力的になるケースもあります。パパの性格や得意なことによって異なるので、なんでもいいのですが、一般的には子どもを高く持ち上げるようなダイナミックな遊びはパパのほうが得意。
そのほか、工作やスポーツ、楽器など、「これはパパじゃないと!」と言えるような分野を探してみましょう。
【3】休日の習い事に一緒に行ってもらう
子どもの習い事の日程を休日に設定し、パパに送り迎えを頼むというのもいい方法です。ベビースイミングのように、親子で参加できる習い事なら、さらにいいですね。
基本的に講師がいるので、「何をしていいかわからない」という状態になりませんし、ほかのパパ・ママの様子を見て、刺激を受けることもあります。子どものがんばりを間近で見て成長を感じられるので、それによる意識の変化も期待できます。
【4】普段から子どもの前でパパをほめる
パパへの不満がたまっていたとしても、子どもに愚痴をこぼしてしまうのは逆効果です。それに、子どもの精神面を考えてもよくありません。
普段仕事で不在にしているときも、どんな風にパパががんばっているのか、しっかり子どもに伝えたほうがいいでしょう。そして、パパがいるときにも、パパのがんばりに対して感謝の気持ちを伝えたり、尊敬できる部分をほめたりします。やっぱり感謝の言葉を聞いたりほめられたりしてうれしくない人はいないですよね!
また、ママから話を聞いて子どものパパへの思いが強まると、パパの絵を描いたり、パパあてのお手紙を書いたり、といったこともするようになります。そうなれば、どんどん父と子の絆が強まっていくでしょう。
【5】遠慮せずにやりたい予定を入れてしまう
そもそも、育児は夫婦2人でするもの。あまり遠慮せずに、パパの休日に思い切ってママだけの外出の予定を入れてしまうという手もあります。美容院やショッピング、学生時代の友人に会うなど、外出したい予定は何かとありますよね。子どもとパパだけにすると、最初は戸惑うかもしれません。でも、やっぱり実践は最強。だんだん慣れていきますし、子どももなついていきます。
ママも行きたいところに行けてストレスも解消するので、帰るころにはイライラもおさまり、素直にお礼が言えるでしょう。
育児中は、どうしても夫への不満が溜まりやすいもの。でも、ママに比べて育児時間がどうしても短くなってしまいがちなパパは、実は「何をしたらいいのかわからない」「どうせママがやったほうがはやいし、子どもも喜ぶ」などと考えているかもしません。
その気持ちを理解しながら、うまくアシストしていきたいですね。ぜひ、できそうなものから実践してみてください。
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
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