トイレのはり紙がお手本!?『夫をほめて伸ばす方法』

駅やショッピングモールのトイレで「いつもキレイにご使用いただきありがとうございます」というはり紙をよく見かけます。もちろん、この言葉には感謝の意味も含まれています。しかし、何となくお気づきの方も多いと思いますが、実は「きれいに使ってください」という想いがそこには込められているのです。

この言葉に、「夫にもっとこうしてほしい！」と伝えたいと思っている妻にとっての良いヒントがあるんです！

「いつもキレイにご使用いただきありがとうございます」にはこんな効果が！

もし、あなたがトイレに入って目の前に「トイレを汚すな！」というはり紙があったらどう思いますか？　何だか使う前から「あなた、トイレを汚すでしょ？」と言われているようで不愉快に感じる人もいるはずです。人によっては「それならわざと汚してやる！」となってしまうかもしれません。

でもこれが、「キレイに使ってくれてありがとう」というニュアンスだと印象がガラっと変わりますね。「お礼まで言われてしまっては、それなら期待に答えよう！」といつも以上に汚さないように気をつけるのが人の心理というものです。

そう、これを夫にも応用するんです！

「○○しないで！」「○○してよ！」と命令口調でいうのではなく、「○○してくれてありがとう」というプラスの言い換えるようにすればいいということ。言い方を変えるだけで相手の心にスッと届くようになります。

夫へ『トイレのはり紙効果』を応用するには

それでは、実際にはどんな言い方をするのがいいのでしょうか？

「家事や育児をもっと手伝って！」→「あなたってイクメンね！」
「ご飯を作っても感謝の言葉がない」→「いつもおいしそうに食べてくれてありがとう！」
「子どもの勉強を見てあげて」→「パパって物知りで賢いのよ！」
「部屋を片付けてほしい」→「あなたってきれい好きよね」

など、露骨に頼んだりお願いしたりするのではなく、それとなくほめたり感謝したりすることで“自発的に”行動を起こしてくれる流れを作るのがポイントです。

ママ友に夫自慢したら効果倍増!?

「ママ友にあなたのこと自慢しちゃった」と言ってみるのも効果的です。そこに「○○さんもあなたのことすごいってほめていたわよ！」と付け加えればよりGOOD。ほめられてイヤな気持ちがする人はいません。うれしくなってもっともっとがんばってくれるかもしれませんよ。

「もっとこうしてほしい！」と思うとついイライラして厳しい口調になってしまいがちですが、ちょっと言い方を変えるだけで自分も相手も気持ちよく物事がすんなり進むのです。初めはちょっと照れくさいかもしれませんが、慣れてしまえばこっちのもの。

さあ、今日から『トイレのはり紙効果』で夫のやる気を伸ばしましょう！

参照／ 東洋経済ONLINE『デキる母ほど使う「トイレの張り紙効果」とは？』