2016.05.26
赤ちゃんの『おむつかぶれ』対策。早めのケアでスベスベ肌を守ろう!
赤ちゃんのお肌って、透明感があってスベスベしていて、つい触れたくなってしまいますよね。ほっぺやおしりのプニプニ感は、たまらなくかわいくって、癒されるママも多いと思います。ただ、赤ちゃんのお肌はとってもデリケート! 大人に比べて肌の層は薄く、バリア機能も不十分なので、外的刺激にとっても敏感なんです。
特にママを悩ませるのは、『おむつかぶれ』。種類によって原因や治療法が異なるため「これくらいのおむつかぶれなら大丈夫」と勝手に判断するのは危険です! 今回は、赤ちゃんのスベスベお肌を守るために、ママが知っておくべき、おむつかぶれの原因と症状、予防法や治療法などをまとめました。
『おむつかぶれ』はなぜ起こるの?
おむつかぶれは、汗やおしっこでおむつの中が蒸れたり、うんちの汚れが残っていたりすると起こります。赤ちゃんによっては、紙おむつとの相性が悪く、繊維が擦れて肌が傷ついてしまったり、布おむつを洗う際の洗剤が肌に合わないことが原因でおむつかぶれになる場合もあります。
見た目の症状には、“ただ赤くなるだけ”のおむつかぶれと、“ブツブツと小さな凹凸ができる”おむつかぶれがあります。おむつかぶれがあると、おしっこやうんちでお尻が汚れるたびに、ヒリヒリしみて痛くなるため、赤ちゃんは不機嫌になりやすく、夜もぐっすり眠れないなどの弊害が起こってきます。
おむつかぶれの種類は2つ!
おむつかぶれには、大きく分けて2つの種類があります。
接触性アンモニア皮膚炎
主に、おむつの刺激や、おしっこ、うんちの汚れが原因で起こるおむつかぶれのことです。
カビ(真菌)によるもの(別名:カンジタ皮膚炎)
カンジタ皮膚炎というのは、カンジタというカビによっておこる皮膚炎です。症状が、おむつかぶれに非常によく似ているため、勝手におむつかぶれと判断してしまうママも多く、注意が必要です。カンジタ皮膚炎にはカンジタ皮膚炎専用の軟膏があるため、必ずお医者さんに相談しましょう。
おむつかぶれの予防法と治療法
おむつかぶれの予防法は“清潔”と“乾燥”につきます。具体的にできる対策は、次の5つが基本になります。
- こまめなおむつ交換
- お風呂に入れないときでも、お尻だけは洗ってあげる
- おしっこやうんちのたびに濡れたガーゼでお尻をふく
- おむつは、少しゆとりを持って緩く当てる
- 布おむつの場合は、常に清潔なものを使用する(洗剤によってかぶれる場合もあるので、すすぎや乾燥を十分にすること)
既にかぶれてしまった場合には、お尻が汚れるたびに、お風呂で優しくしっかりとお尻を洗い、日光浴をしてあげてください。
「オムツ替えのたびにお風呂に入れるのは大変過ぎる…」という場合には、霧吹きにぬるま湯を入れてシュッシュと吹きかけてから、そっとガーゼで拭いてあげる方法もおすすめですよ! それでもおむつかぶれが治らない場合は、病院を受診して軟膏などを処方してもらうといいでしょう。
ただし、カビが原因でお尻が赤くなっているにもかかわらず、おむつかぶれの軟膏を塗ってしまうと、かえってひどくなってしまうこともあります。2〜3日軟膏を塗っても改善されないようであれば、薬を変えたほうがいい場合も多いため、再度お医者さんを受診しましょう。
おむつかぶれを早く治してあげるためには、早めの適切な処置が重要ですね! 軽いおむつかぶれであれば、少しの気配りで治すことができるので、日頃からおむつ替えのたびにチェックしてあげましょう!
参照/症例専門サイトたんぽぽこどもクリニック「オムツかぶれ」
中野こどもクリニック「口腔内カンジタ病(鵞口瘡)、カンジタおむつかぶれ」
花王 メリーズ「おむつかぶれの基礎知識」
YUUKI
1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...
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