2017.04.19
子どもの友だちが実は『意地悪』とわかったらどうする?賢いママのスマートな対処法
どうやって距離を置く?距離の置き方の秘訣3つ
あまり付き合いたくない親子とは、以下の3つをポイントに徐々に距離を離していきましょう。
1.会う機会を減らす
これまで公園で必ず一緒に遊んでいたお友だち親子でも、「この関係はまずい」と判断したら徐々に一緒にいる時間を減らしていきましょう。起床時間やお昼寝時間がズレてきたことや、ママの用事などを理由に遊ぶタイミングを少しずつずらし、なるべく会わないようにしていきます。
2. お稽古はなるべく一緒にしない。すでに一緒の場合は行き帰りの行動を共にしない
関係が変化したときのことを考えると、同じお稽古はなるべく避けたほうが無難です。しかしすでにお稽古が一緒の場合は、お稽古の前後に用事を入れたりしながら、一緒にいる時間を最小限にとどめます。
筆者が一緒にリトミックに通っていたお友だち親子に「ちょっと違う」と感じたときには、帰りに別のお友だちの家に寄る用事を作ったりしながら、行き帰りはなるべく行動を共にしないパターンをさりげなく作っていきました。
3.時間をかけてソロソロと離れる
“一緒に行動しないように”と言っても、いきなり手のひらを返したように関わらなくなるのはさすがに相手に失礼ですし、かえってトラブルの元です。
これまで毎日一緒に遊んでいたなら、週に1~2日は別行動をするようにして、子どもの成長や生活環境の変化に合わせて少しずつ距離を置いていきましょう。“常に一緒”を当たり前にしないことから始めます。
“意地悪な子とつきあう経験も大切”という意見もあるけれど…未就園児には早過ぎ!
「意地悪されるのも経験」と、我慢させようとするママがいますが、2、3歳の頃はお友だちづくり初体験の時期です。
意地悪なお友だちと我慢させてつきあうと、子どもは友人関係とは“意地悪されても我慢の関係”と認識し、成長しても意地悪な子の言いなりになるタイプになってしまいます。
お友だち作りの第一歩は楽しい経験から。成功体験を積ませよう
photo by USDAgov
3歳頃までは、子どもは幼児期の体験を基本イメージとして刷り込むといわれ(インプリンティング)、幼児期の人間関係が将来の人間関係のモデルとなります。
3歳までに良い友だち関係を持った経験があれば、自信もつき、将来誰かに意地悪をされても「嫌だ!」と反論できたり、「つまらないから、○○ちゃんと遊ぼう」と別のお友だちを選ぶようになります。
筆者は、子どもが幼いうちは、楽しくつきあえるお友だちと遊ばせるよう心がけていました。
そのおかげか、幼稚園、小学校と進む中で、新しいお友だちとトラブルになったときは、「たとえば△△ちゃん(幼い頃からの仲良し)は、そんなこと言わないね(しないね)」とアドバイスすると、「これは違う!」と自ら気付いて距離を置いたり、別のお友だちと遊ぶようになっていきました。
おかげで、子どもの人間関係でのママのイライラモヤモヤが少なく済んだ気がします。
せっかくできたお友だちと距離を置くのは、ママはさびしく思うかもしれません。でも大丈夫! 子どもが成長するに従い、新たな出会いが次々とありますよ。
今後の素敵な出会いのためにも、「嫌だな…」と思ったお友だち関係とは、我慢しないで潔く距離を置いたほうが賢明だと思います。
TOP PHOTO/Twin Design/Shutterstock
参照/
Goo!ヘルスケア「インプリンティング」
ごとうともこ
高校生の男子を筆頭に小学生の男の子と女の子の3人の子どもを持つ40代。長男は中学受験、高校受験を経験。息子は高校受験で見事リベンジ達成しました。3人の子育てを通し、幼児教...
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