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2017.01.26

男の子が下品な言葉を言いたがるのはなぜ?ママのとるべき対処法とは

男の子が下品な言葉を言いたがるのはなぜ?ママのとるべき対処法とは

公共の場で、子どもが「うんち」や「おちんちん」など下品な言葉を叫んで、恥ずかしい思いをした経験はありませんか? 思わず他人のフリをしたくなったり、そんな下品な子どもに育てたはずはないのに…と悩んでしまうことも。

特に男の子を持つママに多いのではないでしょうか? なぜそんな言葉を口にするのか、そんなときママはどのように対応すればいいのかについて2人の男児を持つ筆者の経験をふまえながらまとめてみました。

男の子にとって、笑いを起こせるとっておきの言葉!

どうして下品な言葉を好み、何度も言ってしまうんでしょうか?

大人の反応がおもしろい

慌てたり、苦笑いしている様子が楽しくて、単におもしろがって言っているだけかも。

関心を引くことができる

ママをはじめ、その言葉を言えばかまってくれたり、自分のことを見てくれると思うから、わざと言っている場合もあります。

怒られてもその理由がわからない

人前では口にしないという“常識”を知らず、怒られても理解できないため何度も言ってしまうのでは? 言葉の意味をきちんと理解していない子どももいるかもしれません。

筆者の次男(5歳)が通う幼稚園の先生によれば、男の子を中心に“ウンチ”や“おしり”などの言葉を言って盛り上がっているようです。相手に向かって言っているのではなく、その言葉を言うとみんなが笑って楽しいからだとか。

女の子がそのような言葉を発することはあまりないようですが、男の子の言葉に楽しい様子で反応しているそうです。子どもにとってはコミュニケーションの一つなのかもしれませんね。

成長するなかで“うんち”や“おちんちん”は興味があること

精神分析学者の『フロイト』は小児にも性欲があると考えました。子どもの成長によって次の期間があるとしています。

肛門期(2~3歳)

自分で排泄ができるようになり、排泄の快感を知ることができます。“うんち”や“おしり”など排泄にまつわることは、この時期の子どもの関心分野だとか。

男根期(4~6歳)

性別によって性器の形が違うことに気づき、“おちんちん”に関心が集中するそう。自分の性器をいじるのもこの頃からだといわれています。

潜在期(学童期)

小学生になると、小児性欲は一時影をひそめ、関心が知的方面へ移るそうです。また、この頃になると周囲が楽しんで反応しているわけではないことを理解し始めるのかもしれません。

つまり“ウンチ”や“おちんちん”に興味を持ち、ときにその言葉を発するのは、ごく自然なことで、誰もが通る道ともいえますね。我が家の次男も1年ほど前までは“うんち”や“おなら”でしたが、最近は“チンコ”という言葉に変わってきています。順調に発達しているとプラスに考えてもいいのかもしれません。

下品な言葉にどう対応するのがいいのか?

子どもの下品な言葉 対処法

たとえ成長過程の一環だとしても、ところかまわず下品な言葉を言われると、ママは困りますよね。そんなときは次のように対応してみてはいかがですか?

冷静に対応する

下品な言葉に対して、「それがどうしたの?」と薄い反応をくり返していけば、子どもは反応を楽しめず、次第におさまっていくのではないでしょうか。

一切反応しない

聞こえないふりをして無反応を続ければ、誰もかまってくれないと分かり、下品な言葉を言わなくなるのでは?

なぜいけないのか理由を話す

「そんなこと言っちゃダメ!」と頭ごなしに言うだけではなく、ダメな理由を子どもに伝えてみましょう。例えば「周りの人が不快な気持ちになる」など。子どもが納得すれば、言わなくなるかもしれません。

ママが悲しくなることを伝える

「そんなことを言われたら、ママは悲しい気持ちになる」と子どもに言ってみてはいかがですか? ママを悲しませたい子どもはいないので、考え直してくれるかも。

子どもが下品なことを言うのは、大人の反応を楽しんでいる要素が強いため、その反応を変えたり、やめることで、子どもは次第に口にすることが減ってくるのではないでしょうか?

我が家では、パパと二人で徹底して冷静に対応するように心がけています。完全にはなくなっていませんが、ピークだった半年前と比べれば、減ってきたように思います。

“うんち”について学ぶチャンスにしよう!

自分の体に関心が向いていると前向きにとらえ、絵本などで学んでみるのもおすすめ。幼稚園で、兄も弟もよく“うんち”にまつわる絵本を借りてきました。ニヤニヤしながら絵本を見せるのですが、私が実際に絵本を読みだすと、興味津々で聞いています。何度も読んでと言われたことも。

“うんち”の大切さを知ることができれば、ふざけて言わなくなるかもしれませんね。よく読んでいた絵本はこちら↓

みんなうんち

みんなうんち

出典:絵本ナビ
作・絵:五味 太郎
出版社:福音館書店

いろいろな動物のうんちをユーモアを交えながら知ることができると同時に、うんちの大切さについても学ぶことができます。

うんぴ・うんにょ・うんち・うんご

うんぴ・うんにょ・うんち・うんご

出典:絵本ナビ
作:村上 八千世
絵:せべ まさゆき
出版社:ほるぷ出版

便秘や下痢のときなどに排泄されるうんちを4種類に分けて、学ぶことができます。健康的なうんちの大切さ、そのためには何が必要かについて考えさせられます。

ママがさまざまな方法で下品な言葉に対応したとしても、すぐに子どもがやめるわけではありません。冷静に対応しつつ、次第におさまっていくのを見守りたいもの。遊びのなかで言っている場合は大目にみて、公共の場や食事中などでは厳しく対応するなどメリハリをつけるのも一手段です。

ただ、子どものブームが少しでも早く去るように、わが子に効果のありそうな対応を試してみてくださいね。

参照/ AllAbout「うんこ」「ちんこ」と叫びたがる子どもへの対応法
キッズハグ 子どもが人前で下品な言葉をわざと使うときの対処法
ウィキペディア 小児性欲

Kayoko*

Kayoko*

二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...

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