2019.06.27
子ども用の安全な虫除けなら『イカリジン』配合がおすすめ!ディートフリーとの違いや効果は?
夏の外遊びに欠かせないのが“虫除け”。市販の虫除け対策アイテムは種類も豊富ですが、『虫除けスプレー』を小さな子どもに使うのは刺激が強そうでちょっと心配…なんて嫌煙していませんか?
最近では、赤ちゃんから使用できる肌にやさしく虫除けの効果も高いスプレーがたくさん登場しています。そのポイントとなるのは“ディートフリー”で、成分に“イカリジン”が含まれているということ。今回は、小さな子どもでも安心して使える効果の高い虫除けスプレーの選び方をご紹介します!
虫除け成分は大きく分けて3つ
市販の虫除けスプレーなどに配合されている成分には、大きく分けて次の3種類あります。
ディート
半世紀以上使われている最もメジャーな成分。幅広い害虫に対して効果がありますが、一方で6ヶ月以下の乳児には皮膚炎や呼吸障害、神経障害などの健康被害も報告されています。年齢ごとに使用制限や回数制限があるので注意が必要です。
イカリジン
80年代にドイツで開発された成分で、日本では2015年に認可されたばかりとあってまだ馴染みが薄いですが、世界50ヶ国以上での使用実績があり、30年以上に渡り子どもへの大きな健康被害の報告もないなど、その安全性も証明されています。
効果はディートと同様で、皮膚刺激が少なく年齢による使用制限や回数制限がなく使えます。
ハーブなどの天然成分
ハッカやレモングラス、ミント、ユーカリなどの天然由来成分。お肌にやさしいメリットがある反面、効果は弱めで品質にもばらつきが見られる傾向があります。
この中でもここ最近注目を集めているのが『イカリジン』。“安全性”と“効果”の両方を兼ね備えていることから、子ども向けの虫除け成分にも最適と支持を集めています。
イヤな臭いもナシ◎服を傷めないメリットも
虫除けスプレーといえばあの独特の匂いが苦手な人も多いと思いますが、『イカリジン』にはその不快な匂いがないのが大きな特徴。
また、同じ虫除け成分である『ディート』の場合、アセテートやウレタンなどの合成繊維やプラスチック、塗装面などを傷める性質があることから、成分が衣服や時計、アクセサリーにつかないよう注意する必要がありましたが、『イカリジン』の場合はその心配がないのもポイントです。
服の上から使用しても繊維や樹脂を傷める心配がないので、あらゆるシーンでより使いやすいのがメリットと言えるでしょう。
持続時間や利き目のある害虫もチェック
『イカリジン』を主成分とした虫除けには“濃度5%”と“濃度15%”の2種類があります。
どちらも効果自体には差はありませんが、効果の持続時間が5%のもので6時間ほど、15%のもので5~8時間と異なるので、外出時間などに応じて使い分けてもよいでしょう。
また、虫除けの効果はディートと同様に高いものの、対象となる害虫が蚊成虫・ブヨ(ブユ)・アブ・マダニに限られるので要注意。
散歩時などの日常使いにはイカリジンで十分対応できそうですが、キャンプなどのアウトドアではより広範囲の害虫をブロックできるディートを選んでおく方が安心かもしれません。ちなみに、ディートにはより持続時間のながい高濃度(30%)の商品もあります。
今までドラッグストアなどで何気なく虫除けを選んでいたというママも、成分や効果の違いを知ることで今度の製品選びの参考になるのではないでしょうか?
使いたいシーンや時間などによって、上手に虫除けアイテムを使い分けてみてくださいね。
PHOTO/Elizaveta Galitckaia/shutterstock
参照/
NIKKEI STYLE「蚊の虫よけ剤 濃度で違う プロが教える賢い使い分け」
YAMA HACK「【2019年】虫除けスプレーのおすすめランキング!成分で効果が違う?」
ナビタスクリニック「注目の虫よけ成分「イカリジン」、「ディート」とどう違う?」
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