2016.09.15
あなたの子どもは大丈夫?握力向上のメリットと鍛え方
昭和60年ごろを境に子どもの走る力、投げる力、握力などは、全年代において長期的に低下の一途をたどっているといわれています。この中の握力低下の原因として、蛇口やドアノブの開け閉めなどが改良され、“握る”機会が減っているからという見方もあります。
我が家の長男(現在8歳・小学3年生)も握力が弱く、小学校のスポーツテストでは最低水準。子どもの握力をアップさせることのメリットや鍛え方についてまとめました。
『握力』アップのメリットとは?
あらゆるスポーツや運動の基礎になる
野球やテニスなどの球技はもちろん、義務教育時代に体育で実施される鉄棒や跳び箱、倒立など多くのスポーツや運動において苦労せずに済むことも。
ケガをしにくくなる
体操クラブのコーチによると、例えば転びそうになったときなど手で支える力が強いと、大きなケガを防ぐことができるそうです。
日常生活で役立つ
瓶のフタを容易に開けることや、重いものを掴んで持てるなど、日常生活で大いに役立ちます。
子どもの『握力』の鍛え方
長男の担任の先生にアドバイスされたことや、パパが小学校の野球部時代に体験したことをもとにご紹介します。
お風呂の中でグーパー運動
我が家の長男は、毎日の日課として忘れないようにお風呂の中で行っています。10回からスタートし、今は30回程度です。しっかり行うと手や腕が痛いと言うため、効果はあると期待しています。ただし、回数をこなすだけで手を抜くことがあるので注意が必要です。
手押し車、かえる倒立
小学校の先生にすすめられた鍛え方です。春休みや夏休みなど時間があるときに、家の中でしています。握力と一緒に腕の力も鍛えられるのでおすすめ。
手押し車は比較的簡単なため、我が家の4歳の次男でも容易にできます。カエル倒立はバランスを取るのが難しいため小学生になってからの方がトレーニングしやすいと思います。
鉄棒、うんてい、ジャングルジム遊び
長男は幼い頃も今も鉄棒やジャングルジムなどでほとんど遊びません。怖がりであったため、自ら遊ぶことはありませんでした。今は積極的に促せばよかったと後悔しています。今からでも、私自身も鉄棒にぶら下がってみるなど、一緒に楽しみながらトレーニングしていきたいと思います。
うんていは高さがあって小さいうちは危険ですが、鉄棒や室内のジャングルジムであれば2歳頃からでも始めることができるため、積極的に遊ばせるようにしましょう。
握力強化が期待できるグッズ (ダンベル、パワーボール、ハンドグリップなど)
グッズがあると興味を示し、自らやってみようと思う子どもが多いはず。ダンベルは落とすと危ないので、500mlのペットボトルに水を入れて代用するのがおすすめです。コンパクトなパワーボールやハンドグリップも良いですよ。
ただし、幼児の場合は扱うのが難しい場合もあるため、小学生になってから次のようなグッズで鍛えるのがいいと思います。
『パワーボール Pico for Kids 子供用』
『ハンドグリップ 10kg』
『握力』アップを目指しませんか?
長男は、小学校の担任の先生に、跳び箱できちんと手をついて踏ん張っていないため飛べないと指摘され、握力を鍛えることをすすめられました。以前から握力のなさが気がかりでしたが、3ヶ月前からやっとトレーニングを開始しました。まだ目に目える効果はありませんが、今後はグッズも取り入れながら継続していきたいと思っています。
握力がしっかりあれば、子どもの頃だけではなく大人になってからも大いに役立ちます。この機会に“子どもの握力”に注目してみませんか?
Kayoko*
二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...
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