2016.12.19
経験から伝えたい!子どもを『指示待ち人間』にしないポイントとは?
“指示待ちタイプ”のまま成長したらどうなる?
指示待ち人間とは、親や先生に何か言われると動けても、自らは動こうとしません。このような子どもが大人になったとき、新しいことを提案できなかったり、上司の指示が間違っていると思ってもそのまま指示に従ってしまう可能性も。
また、五無主義(無気力・無責任・無関心・無感動・無作法)になるという見方もあります。
長男を改善するために、心がけていること
やはり、自分で考える習慣を身に付けることが最も重要。他人に迷惑をかけないこと以外は、長男が気付くまで放っておくようにしています。例えば、「もう学校に行く時間よ」「宿題を早くしなさい」「忘れ物はないの?」など。
自分が困れば次からは気を付けるようになると思い、言いたい気持ちをぐっと抑えて我慢しています。
でもイライラして、かなりストレスがたまるもの。学校の教育相談会で話してみたところ、「子どもと自分を切り離して考え、子どもが困ることがあっても、自分には関係ないと思いなさい」とアドバイスされました。
また、国語の音読が宿題に出されたときには、読み終えたあと、内容に関する質問をするようにしています。これは読解が苦手な長男に対して、小学校の担任の先生にすすめられた方法です。単に答えが書いてあることではなく、登場人物の気持ちやその変化について質問するように心がけています。
これらのことを小学2年生の後半ころから始めました。最初は忘れ物も多く、宿題や集合時間に間に合わず涙を流すことも多かった長男ですが、現在ではそれらも少しずつ減り、言われる前に自分で考えることができるようになってきたようです。
子どもに“主人公感覚”を身に付けさせる!
自分のことは自分で決めて実行するという、“主人公感覚”が人間にとって必要だといわれています。もし、自分の考えと違うことを言われても、本人が納得できれば考えを変えることができるかどうかも、自分で決めることが大切なんだとか。
子どもに自分で考える習慣を身に付けるために、次のことを心がけてみませんか?
- 口を出さずに見守る
- 子どもに質問されたら、まず子どもに「どう思う?」と聞いてみる
- 子どもだけで遊ばせる機会を多く持つ
- 絵本の読み聞かせをしたあとに、内容について質問してみる
親が子どもにあれこれ言ってしまうのは愛情ゆえですよね。でもそれがすべて子どもにとって良いわけではなさそう。将来、子どもを“指示待ち人間”にしないためにも、できることから始めてみませんか?
参照/
あんふぁん「気を付けたい育児ポイントは?増加中!指示がないと動けない子」
All About「自発的に動ける子の育て方!指示待ち人間にしないコツ」
Kayoko*
二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...
詳しくはこちら