2018.05.12
みんなに知ってもらいたい!『こども宅食』という取り組み
近年、ニュースなどでたびたび話題になっている『こども食堂』というものがあります。
経済的な理由や家庭の事情などで満足に食事をとることのできない子どもたちやその親などを対象に、無料または格安で食事を提供している食堂のことです。きっと、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
同様に、子どもの貧困を救う活動として『こども宅食』という取り組みがあるのをご存知ですか?
『こども宅食』の目的は?
こども宅食は東京都文京区と6つの非営利団体が共同で運営している取り組みです。ひとり親など、生活の厳しい家庭1,000世帯に1~2ヶ月ごとにお米やレトルト食品、飲料やお菓子などの食品(約10kg程度)を届けてサポートしています。
また同時に、貧困家庭との“つながり”を作り、各家庭の状況を把握したり、困り事の相談などを受けながら、子どもの貧窮問題を解決するためのセーフティネットを作ろうという試みです。
『こども宅食』の申し込みは簡単!LINEで可能
こども宅食を利用するための申し込みは、LINEでできるのが特徴です。
申請といえば、平日に仕事を休むなどして時間をつくり、役所に出かけて手続きをする必要がある…というイメージですよね。さらに、近所の人の目が気になったり、なかなか時間がとれなかったりと先延ばしにしているうちに、結局申請せずに終わってしまった…ということもあると思います。
その点、こども宅食は自宅に居ながらLINEで申請できるので、周りの目を気にせず、忙しいママでも負担が少ないのが大きなメリットといえそうです。
企業との連携により“食品ロス”の軽減にも!
こども宅食で支給されている食品は、ふるさと納税(返礼品はなし)を利用した個人からの寄付金などでまかなわれるほか、主に法人からのまとまった量の食品の寄付が使われています。このことで、実は“食品ロス”を削減することにも貢献できているんですよ。
ちなみに、子どもに配達する食品を梱包する作業は、ボランティアの方々によって行われています。
※ふるさと納税による寄付はこちらのホームページで受け付けています。
ガバメントクラウドファンディング「ふるさとチョイス」
この取り組みの目標は、『こども宅食』を全国に広げて、子どもの貧困を救うことです。LINEでの申し込みができることで、本当に必要な家庭に支援を届けられているため、有効な取り組みといえますね。
きっと、自分にも何かできることがあるかもしれないと感じている人も少なくないでしょう。その善意をぜひ、”寄付”という形で届けてみてはどうでしょうか。
子どもの貧困が大きな問題として注目されるなか、今後もこの流れがどんどん広がっていくことに期待したいですね。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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