2017.01.20
『ちいさなプリンセス ソフィア』には、実は親も子どもも学ぶことがいっぱい!
2~6歳くらいの女の子から絶大なる支持を集めているディズニーアニメ『ちいさなプリンセス ソフィア』。一緒に見てみると、実は教育的観点から、親にとっても考えさせられる部分がたくさんあることに気付きました。
『ちいさなプリンセス ソフィア』ってどんな話?
出典:YouTube
小さな子どもたちから大人気のディズニーアニメ『ちいさなプリンセス ソフィア』(テレビ東京系)。筆者の娘も2歳にしてその魅力にどっぷりハマり、我が家では、唯一、毎週欠かさずに録画するアニメ番組に…。娘はほぼ毎日、筆者が家事をしている傍らで、撮り溜めた話を選別し、興奮しながら見ています。
ストーリーは、元々村で母親と2人で暮らしていた普通の女の子『ソフィア』が、母親が国王と結婚したことでプリンセスになり、新しい家族や友だちと一緒にプリンセスの勉強をしていくというもの。
この、主人公『ソフィア』がとっても賢くて、謙虚で優しく、ふりかかる数々の難題に対して、あきらめずに取り組む姿が本当にかわいいんです!
親もついつい一緒に見てしまうのですが、“人に優しく”とか“身勝手なことをしてはならない”など、毎回教育的な要素も含まれているので、娘に語りかけながら見ることもできます。ですが、学べるのは子どもだけではないんです!
アニメから見て取れる“子どもへの接し方”がとっても深く、親も考えさせられるので、いくつかエピソードと共に紹介したいと思います。
ソフィアのママとパパの対応がとっても模範的!
出典:YouTube
まず注目したいのが、ソフィアのパパとママ。国王と王妃である2人は、とっても人柄がよく、国民からも慕われているのですが、子どもたちに対する接し方も素晴らしいんです。
「自分だったらこんなとき、普段どういう対応をしているかな?」と振り返りながら見ると、よりそれがわかります。
やんちゃな息子がやらかしちゃっても穏やか!
ソフィアの兄『ジェームズ』の失敗に対するママの対応エピソード。
ママが楽しみにしていた『贈り物の日』の準備中、ソフィアの兄『ジェームズ』が、自動二輪車のついた靴で猛スピードで走ってきて、準備中のプレゼントに激突。準備していたものが崩れてしまいました。
「この靴を履けば、すごいスピードで手伝いができると思って…」と弁解するジェームズに対し、ママは、笑顔でこんな言葉をかけます。
「ありがとう、ジェームズ。じゃあお願い。その靴を脱いで散らかったプレゼントを元通りに片づけてくれる?」
それを受け、うれしそうに片づけをはじめるジェームズ。
子どもがやんちゃすぎると、つい、ものをこぼしたり、壊したりしてしまったときに「ああ!」とか「もう!」とか「また!」とか声を荒らげてしまいがち。そんなときに慌てずに穏やかなテンションで子どもに接するこの対応は、子どもにとってもベストだな…と感心できます。
子どもが0歳の頃は何に対しても穏やかに対応できていたのに、だんだんと知恵がついてくると、噓をついたり言い訳したりする姿についイラッとしてしまう筆者は、このソフィアのママの穏やかな対応を見習わなければと思ったのでした。
叱ったあとのフォローがステキ!
ソフィアの姉 、『アンバー』が、願いを叶える井戸にお願いしてソフィアを猫に変えてしまうというエピソード。
パパがソフィアとばかり仲良くしていると思い込み、嫉妬したことからきた行動でしたが、いざソフィアが猫になるとアンバーは事態の重さを認識し、パパに助けを求め、自分がしてしまったことを話します。
そのときのパパは、まず理由を聞いたうえで、「褒められたことではないぞ。まずはソフィアを元に戻して、話はそれからだ」とソフィアの救出へ向かいます。そして、ソフィアが元の姿に戻ることができたあと、しゅんとしているアンバーにこんな風に声をかけました。
「アンバー、さみしい思いをさせてすまなかった。ソフィアが私を必要としていたから手伝ったんだ。もしアンバーが私を必要としているときはいつでも力になるぞ」
そして、笑顔でアンバーをバトミントンに誘うのでした。
こんなとき、しつけのつもりで「あの行動はよくなかった」とあとでくどくどと説教してしまう人もいるのではないでしょうか? アンバーが反省しているのだと瞬時に察知して、一緒に過ごす時間を優先するというこのパパの行動も、なかなか自然にはできないな…と感心したのでした。
tommy☆
1984年生まれ。静岡出身、2014年生まれの女の子のママ。大学卒業後、Web業界で7年間働いた後、結婚&出産で退職。娘が2歳になってから、のんびりと子育てをしながらエディター...
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