2015.10.29
添い乳って実際どうなの? そのメリットとデメリットとは
『添い乳(そいちち)』。このキーワード、赤ちゃんのいるママならば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
赤ちゃんもママも寝た状態でおっぱいを飲ませる事を指すのですが、夜中の授乳時には特にママに負担が少ないとして支持を得ています。そこで今回は、この『添い乳』をする上でのコツや注意点などをご紹介します!
添い乳の基本姿勢って?
初めて添い乳をするママにとって、最初の疑問は『どうやってするの?』ということ。そこでまずは基本姿勢から解説します。
最初に、寝ている赤ちゃんの横にママも並んで寝て、赤ちゃんの口とママのおっぱいが同じ位置になるように調整します。その時に、腕は肘を少し曲げるなどして楽な姿勢を取るようにします。
そのまま横を向きママの体と赤ちゃんの体が正面に向かい合うようにした状態で、背中を支えながらおっぱいを飲ませるようにします。この時に、赤ちゃんの頭だけでなく必ず『体ごと』向けてしっかり頭と首を手のひらで支えてあげるように気を付けて下さい。
ゲップはどうしたら良いの?
産後の育児指導などで『授乳後は背中をトントンしてゲップをさせる』と教わった、というママがほとんどだと思います。新生児のうちや、普段からゲップをしやすい赤ちゃん、母乳を吐きやすい赤ちゃんは、念のため一度抱き起してゲップをさせてあげた方がママも安心出来るでしょう。
添い乳をしているとそのまま寝てしまう赤ちゃんも多いです。そこまで心配なさそうなら、寝かせたままでも大丈夫です。赤ちゃんの普段の様子からママが判断してあげて下さいね。
虫歯への影響はどうなの?
まだ歯が生えていない低月齢のうちは良いのですが、乳歯が生えてくると心配になってくるのが『虫歯にならないか』ということ。特に、もう歯磨きを済ませた後の夜中の添い乳はその影響が気になるところです。
虫歯になりやすいって本当?
母乳に含まれる乳糖は虫歯の原因にはなりませんが、離乳食やジュースを飲食したあとにそのまま添い乳をして寝かせてしまうと虫歯になりやすくなります。
添い乳をして寝かせる場合は、寝る前に歯磨きをしたり、ガーゼ等で口の中を拭ってからにしたほうが良いそうです。
添い乳をやめるのは虫歯リスクを減らす方法のひとつ
離乳食が始まると段々と食事から必要な栄養分を摂れるようになるので、母乳の必要性は薄くなっていきます。もう母乳は必要ないと判断したら、思い切って卒乳することで虫歯リスクを減らしてあげるのも一つの方法です。
はじめの数日は特に、ママも大変でしょうが、中途半端に途中で諦めてしまうのが赤ちゃんにとっては最も酷です。一度決意したら最後まで頑張って卒乳しましょう。
やり方さえマスターすればとっても便利な『添い乳』。賛否両論あるようですが、ママの体が休まるという点が最大のメリットではないでしょうか。
ただし、ママがそのまま寝てしまって気付かないうちに赤ちゃんがおっぱいで窒息してしまったりという悲しい事故も現実に起こっています。
また、いつも添い乳で授乳していると、おっぱいの同じ場所に溜まりやすくなってしこりができるなどトラブルの原因にも!
便利な反面、デメリットもよく理解して、正しい方法で行って下さいね。
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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