2019.09.12
保存料や着色料ナシの商品も!急増中の『ロングライフ惣菜』はママにもおすすめ!
近年スーパーやコンビニなどで増えている、賞味期限が1ヶ月以上の『ロングライフ惣菜』。しかし、「どうして賞味期限が長いの?安全?」と気になることも多いのではないでしょうか? そこで、今回はロングライフ惣菜の秘密と、上手な付き合い方をご紹介します。
お年寄りや単身世帯からも人気の『ロングライフ惣菜』とは?
『ロングライフ惣菜』とは、スーパーで売られている、いわゆる”作りたて”の惣菜ではなく、特別な包装がされている賞味期限が長い惣菜のことをさします。
近年コンビニで賞味期限の長いポテトサラダやサラダチキンなどが販売され、ママたちが目にする機会も多いのではないでしょうか? 現に、市場は右肩上がりで、2017年度のロングライフ惣菜市場は、前年比 8.3%増の2,022億円にものぼります。
確かに、賞味期限が長いロングライフ総菜は家にストックしておくと便利ですよね。使い勝手の良さから、ファミリー層だけでなくお年寄りや単身世帯からも人気となっているようです。
保存料や着色料不使用のものも!なぜ賞味期限が長いの?
賞味期限が長くて便利な一方、「そんなに賞味期限が長いということは、保存料や着色料がたくさん使用されているんじゃないの?」「子どもに食べさせるのはちょっと不安…」と感じる人もいるかもしれませんね。
でも安心してください! ロングライフ総菜の賞味期限が長いのは保存料や着色料によるものではなく、製造段階に秘密があります。そのポイントは優れた殺菌技術と包装技術。製造方法の一例を見てみましょう。
1000気圧以上の圧力をかけて殺菌!
日本ハムの子会社『マリンフーズ』が開発したのが、超高圧加工機を使って海産物の食料品を殺菌する技術です。
同社の工場では食品をパックに密閉した後、超高圧加工機を使って1000気圧以上の圧力をかけて食品を殺菌しているのだそう。ちなみに1000気圧は、水深1万メートルにかかる圧力と同程度なのだとか!
この方法なら、加熱で殺菌するよりも原料の細胞組織を破壊しなくてすむため、食感を失わずに菌を死滅させやすくなります。マリンフーズでは、この方法を使ってこれまで1週間ほどだった海産物の総菜の賞味期限を45日まで延長したそうです。
低温度殺菌で風味を維持
『低温度殺菌』は、100度よりも低い加熱温度で、時間などを調整しながら殺菌する方法です。
本来は、牛乳の殺菌方法として利用されていましたが、『マルハニチロ』はこの技術をお惣菜にも応用。一般的に100度以上に加熱して殺菌するレトルト食品は、風味や口当たりが悪化しやすい傾向にありますが、低温殺菌なら食材の風味を維持しつつ賞味期限を延ばすことが可能です。
窒素ガスを使った密閉技術
また、お惣菜の製造で普及しているのが『ガス置換包装』と呼ばれる技術。食品が入った容器内を窒素ガスや炭酸ガスで充満させて、食品の劣化を防ぐという方法です。
充満させるガスには保存機能があるため、食品の鮮度を保ちやすいというメリットがあります。
最新鋭の技術によって、添加物に頼らずとも賞味期限の延長を実現したロングライフ総菜。中には、保存料・着色料不使用をウリにしている商品も多くあるんですよ。特別な保存料や着色料が使われていないのであれば、安心して家族に食べてもらえますね。
mamaPRESS編集部
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