2017.06.03
PTAは今日も荒れてます…!?世にも恐ろしいママ友トラブルエピソード
引き受けくれただけでも充分にありがたいPTA役員。「みんなでフォローし合ってやっていこう!」と前向きなママがほとんどのはずなのに、やっぱり起こってしまうママ友同士のトラブル…。
10年以上にわたってPTA活動をしてきた高校生の母である筆者が、実際に体験したり、身近に聞いた“世にも恐ろしいPTA役員トラブル”をご紹介します。
まずはPTAの体制についておさらい
エピソードの前に、まずはPTAの組織を簡単にご説明しましょう。PTAの組織体制はだいたいこのような役割があります。
- 本部(会長、副会長、会計、書記)
- 監査委員
- 会員委員会:PTA祭(バザー)
- ふれあい委員会:資源回収
- まなび委員会:社会見学、趣味講座、古切手・エーススタンプなどの収集
- 広報委員会:広報紙発行(年5回予定)
- 学年委員会:マナーアップ運動、学年行事協力
- 指名委員会:次年度本部役員の指名
こちらは神奈川県の中学校の組織体制ですが、小学校のPTAもほぼ同じ形で運営されています。
それではさっそく、実際に私が見聞きしたり、ママ友に聞いたりしたPTA役員のトラブル事例を紹介したいと思います。
「私はあなたの部下ではない!」バリキャリママA子さん編
Photo/GaudiLab/Shutterstock
女性管理職も珍しくなくなった今日では、管理職でありながら、PTAを引き受けてくれるママもいます。誰もが知る大企業で管理職を務めるバリキャリママA子さんもその一人。
仕事の空いた日にPTA活動をするとのことで、活動のスケジュールはほぼA子さんに合わせなければなりませんが、積極的に活動してくださるということで、委員長を務めていただくことになりました。
ミスを指摘されて大激怒…!
忙しい中にも関わらず、委員長を引き受けてくれたA子さんに感謝し、最大限の協力をしていこうと思っていた委員会のママたち。しかし、その思いはあっけなく裏切られることになりました。
ある日、A子さんのミスにより、委員会活動が滞ったことがありました。そのときに同じ委員会のママが、委員会活動をスムーズに進めるために、バリキャリママのミスを穏やかに指摘。
…すると、A子さんは「あなたは頭の中を整理したらどうなの…!!」と大激怒。
いやいや…ミスをしたのはA子さんだし、誰もそれを責めていないし、他のママさんたちは唖然。それ以降は、委員会の会議でA子さんが周囲に意見を募っても、誰も意見を言わず、バリキャリママが出した意見に“いいね”するだけになりましたとさ。
PTAは会社ですか?他のママを部下扱い
さらにA子さんは「会社のような指揮・命令系統を整備したい!」と意気込み、A子さんが全体の指揮を執り、他のママたちはA子さんに命令された仕事を粛々とこなす…という構図ができあがりました。
命令の仕方も、「これやって」「~は○○してね」という上から目線の言い方で、他のママたちも「私はあなたの部下ではない!」と不満をつのらせていました。…とはいえ、機嫌を損ねるとやっかいなA子さんと言い合いにならないよう、我慢我慢の1年になったそうです。
三田綾子
一男一女の母。子供は高校生と大学生です。10年以上に渡り、PTA役員を初めとした子ども達が健やかに育つことをサポートする活動をしてきました。その間に知り合ったママたちは100...
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