2019.01.16
口答えが多くて大変!子どもの『中間反抗期』とは?
イヤイヤ期の第一次反抗期が終われば、次の反抗期は思春期のはず…と思ってしまいますよね。ところが小学校に入って態度が反抗的になってきたと悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
もう反抗期が始まったのかと驚くママもいるでしょうが、これは思春期の反抗期ではなく、『中間反抗期』と呼ばれるものなんです。
反抗期とは違う?『中間反抗期』ってなに?
児童心理学者の平井信義氏によると、2歳頃の第一次反抗期と中学生くらいの第二次反抗期の間には、『中間反抗期』というものがあるそうです。
この中間反抗期が表れるのは、小学校2~3年生の頃で、主な特徴としては口答えや親の言うことを聞かないなどがあります。
この時期の子どもは“ギャングエイジ”とも呼ばれ、仲間とグループを作って行動を共にするようになります。それまでは“家族”中心だったのが、学校や友達など、家族以外の社会とつながるようになり、親に従うことを嫌がったり、歯向かったりすることがあるのです。
子どもの成長の表れだから心配しないで!『中間反抗期』の特徴
PHOTO/Yuganov Konstantin/Shutterstock
中間反抗期の特徴には、以下のようなものがあります。
- 親に口答えをする。
- イライラしていて親と話をしたがらない。
- 注意しても話を聞こうとしない。
- 親に世話を焼かれるのを嫌がる
これまで素直だった子どもが急に口答えするようになると、びっくりするママも多いと思います。今のうちに何とかしておかないと、思春期になって本格的な反抗期が訪れたときに大変!と思ってしまいますよね。
しかし、これは成長の表れなので心配する必要はありません。
口答えや反抗するようになったのは、“論理的思考”ができるようになった証。自主性や主体性が身についているということにもなりますので、ママはそんな子どもをサポートする、おおらかな気持ちでいることが大切です。
この時期に厳しく叱りすぎると、ますます反抗的な態度を取ることになりかねません。逆に自分の意見を言えない消極的な性格になることもあるので、叱りすぎには注意しましょうね。
口答えで反発…そんなときの対処法
子どもが反抗的な態度を取ると、ママもイライラしてしまいますよね。でも、ここはママの主張を強要するのではなく、子どもの主張も聞いてあげることが大切です。
中間反抗期の子どもは、自分を認めてもらいたい気持ちが強いです。そこで、子どもが間違っていることを言ったとしても、頭ごなしに否定するのではなく、いったんは受け止めてあげましょう。
また、これまで子どもとは密接な関係だったでしょうが、少し距離を取って無意味な言い争いにならないよう無視したり、口出ししないと決めたりすることも、この時期の子どもとの接し方には必要です。
子どもの態度にいちいち反応してしまうと、お互いにイライラしてしまうので、親が上手に対処して、子どもの成長を見守るようにしましょう。
小学校1~2年生頃までは、何でもママが話を聞いたりサポートをしたりしなくてはならなかったのが、この時期からは子どもがママから少しずつ離れていきます。
寂しい気持ちもあるかもしれませんが、子どもの成長の一環だと認識し、ママはおおらかな気持ちで受け止めることが大切。親子の関係を見直してみる良い機会かもしれませんね。
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参照/
ベネッセ 教育情報サイト「小学校低・中学年の保護者のかたは必見!「中間反抗期」をご存知ですか?」
ギフト教育ラボ「成長の証!口答えの多い中間反抗期の対策とは?」
聖学院大学「ギャングエイジの時代」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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