2016.06.05
なにげない一言に注意!親の愚痴が子どもに与える影響とは?
忙しいときやストレスがたまっているとき、ついこぼしてしまう『愚痴』。子どもの前でつい出てしまったことはありませんか。でも、そのなにげない一言が、子どもたちに悪影響を及ぼす可能性があります。どんな影響があるのか、どう気を付けたらいいのか、みていきましょう。
チャレンジ精神をくじいたり、戸惑いを与えることも
子どもにとって、世界は未知であふれています。だからこそ『新しいことにチャレンジしたい』という好奇心と、『自分にできるかな』という不安感が共存しています。もしママが「がんばっても誰もほめてくれない」などと愚痴を言ってしまったら、子どものチャレンジ精神がくじかれてしまい、がんばることを諦める結果につながるかもしれません。
また、友人や先生などの前ではにこやかなのに、彼らがいなくなった途端に愚痴をこぼすと、子どもはどちらが本当のママか分からなくなって戸惑います。ちょっとした愚痴が、子どもの中に多大な影響を及ぼしている点に気を付けましょう。
特に注意して!パパや身内の愚痴
愚痴の中でも、特に気を付けたいのが、パパをはじめとした身内への愚痴です。子どもにとってもっとも身近な親はママであることが一般的で、多くの場合パパは“もう1人の親”という感覚です。
子どもはママの味方としてふるまうことが多いので、パパの悪口ばかり聞かされたら、パパに対する気持ちに影響が出るのはもちろん、男性や結婚に対する不信感につながることも。さらに、愚痴ばかり言うママへ嫌悪感を抱いてしまうこともあります。
また、おじいちゃん・おばあちゃんに対する愚痴にも、要注意。「ママはこう言ってた」と愚痴が漏れてしまい、家族間でのケンカやトラブルにつながってしまう危険性大です。
ストレス発散やコミュニケーション方法を工夫して
愚痴が子どもに悪影響を及ぼすとはいえ、こらえてばかりではママにストレスがたまってしまいます。誰でも、愚痴の1つや2つは持っているもの。ときには、仲良しの友人や家族に話すことも必要です。ただ、子どもがいる場所での発言に気を付けることが大切です。
また、ストレス発散方法を愚痴だけにしないことも大事。お茶を飲んで一服したり、趣味や習い事など別のストレス発散方法を見つけるのがベストです。
また、パパとは夜に話し合う時間を設けるなど、家族とのコミュニケーション方法を工夫するのも良いですね。これだけでも、子どもの前で爆発しそうな愚痴は引っ込んでいきますよ。
子どもは予想以上に、ママのことをよく見ているもの。その中でも、愚痴は感情が噴出するだけに、子どもにとって忘れがたい記憶になってしまいます。愚痴を言う場所やストレスとの付き合い方に気を付けて、子どもにはいつでもやさしくにこやかなママでありたいですね♪
参照/All About「注意!親のグチ・悪口が子どもに与えるこわい影響 [ストレス] 」
ピュアハート・カウンセリング「たぶん、親が子供に一番やってはならないこと ( 子供の心との関わり方 ) 」