2015.09.14
もっと流行していいんじゃない?実はメリットいっぱい『ママ名刺』
少し前に流行しかけた『ママ名刺』。とても便利そうに思えたのですが、いまひとつ、ブームにはなりきれませんでした。けれど、特に保育園利用のママたちの間では「もう少し流行してもいいと思った」という意見も多く聞かれます。
そこで「便利だよ!」との声も多い『ママ名刺』の魅力を、もう一度おさらいしてみたいと思います!
ママ名刺の問題点は「マウンティング」にあり?
仕事相手ではなく、ママ同士で交換することを目的として作られた名刺。それが『ママ名刺』です。自分と子ども(や夫)の名前、写真、連絡先、SNSのURL、趣味や特技や仕事などの情報が載せられていることが多いようです。
とても便利そうなものですが、「問題点」についての指摘は多く聞かれました。特に多かったのが「ママ間のマウンティングになり得る」というもの。
「旦那の仕事自慢とかウザい」「⚫︎⚫︎大学出身てわざわざ書くなんて、自慢気で感じ悪い」などです。
たしかに『ママ名刺』には、そうしたトラブルが起きるリスクがあるかもしれません。
実際に利用してみた人たちの感想は、好印象なものが多い
実際のママたちの声を聞いてみると、こうした「リスク」は少し心配しすぎなのでは?という意見が出てきます。「え、自分の学歴も旦那の職業も書かないよ。関係ないじゃん」という声の方が、圧倒的に多いのです。
一方で、ママ名刺自体への評価は高めです。「携帯(スマホ)で直に交換するのは楽だけど、連絡先から後でさがせなくなっちゃうことが多い」「保育園の送り迎えの時はいつも急いでいるから、名刺を渡しあうだけでいいならその方が早い」という声が多く聞かれました。
もちろん「後で自分で情報を入力しなきゃいけないのは面倒」という声も当然ありました。確実なのは「携帯で連絡先を交換しつつ、名刺も交換しておく」方法ですが、それができるほど時間に余裕のあるママは多くはないようです。
『ママ名刺』は、トークが苦手なママの強い味方!
人と話すことが苦手な場合、『ママ名刺』は特にオススメです。まだ親しくないママや、逆にある程度親しくなってしまったママと連絡先を交換するというのは、口下手なママにとっては、実はとてもハードルが高いです。けれど紙を一枚渡すだけでよいのであれば、「これ、よかったら」の7文字で事足ります。
会話の中では言いにくいことでも、事前に考え、文章を作っておける『ママ名刺』の形にすれば、自然に情報を盛り込んでおくこともできます。
「ママ友を作る気が特にないから、連絡先の交換も必要ない」という場合もあるかと思います。 しかし、たとえば震災や、事件・事故などに巻き込まれたとき、他のママの連絡先を知っているというのは、とても心強いと思いませんか?
『ママ名刺』は、注意点はありますが、口下手なママでもこうした安心感を得やすくなる、とても便利なものです。困った時にはお互いに助け合えるよう、日頃から準備をしておきたいですね。
佐原チハル
2013年、無痛分娩にて出産。ハニーと二人三脚、子育て奮闘中のフリーライターです。執筆内容は、コラム・書評・ゲームシナリオなど雑多。性や恋愛に関するユースワーカー業・書店...
詳しくはこちら