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子ども

2015.10.30

実はメリットも多い『おしゃぶり』、よくない論はもう古い!

実はメリットも多い『おしゃぶり』、よくない論はもう古い!

子どもに静かにして欲しいときや、ゆっくり眠って欲しいと思うときって、たくさんありますよね。そんなときの強い味方が『おしゃぶり』です。

しかし、「『おしゃぶり』を使うのはよくない」と言われ、不安になってしまっているママさんもたくさんいるようですが、実はしっかりとしたメリットもあるんですよ!

おしゃぶりを有効活用しているママからの「こんなときに便利!」の声

赤ちゃんのグズリや夜泣きがひどいときでも、「ママが抱っこすれば泣き止む」。そう思っている人は少なくありません。けれど、本当に泣きやんでくれるかどうかは、赤ちゃんによる個人差がとても大きいものです。

「病院の待合室で泣き出しちゃって困った、みたいなときに使ってる」
「夜泣きがひどくて抱っこだけじゃ無理なときは、おしゃぶりと抱っこのダブルだと泣き止んでくれるまでの時間が短い気がする」
「寝かしつけがどうしてもうまくできなくて、いつもおしゃぶりを使ってた」

外出先での「静かにしているべき」というような場所や、ママの気力・体力が大きく奪われる場で、『おしゃぶり』は活躍してくれているのですね。

NICUでも『おしゃぶり』は使われていた!

『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』によると、なんと『おしゃぶり』は、NICU(新生児集中治療室)でも使われることがあるというのです。

赤ちゃんには『吸てつ反射』というものが備わっています。口で何かを探したり、吸い付いたりする反射で、ママのおっぱいやミルクを飲むために必要なものです。
この動きをすると、赤ちゃんは「落ち着いた心地」になるのだと考えられていますが、『おしゃぶり』を咥えているときに赤ちゃんがしているのは、まさにこの反応と同じ動きなのです。

NICUでは、検査や治療のため赤ちゃんが痛い思いをして泣いてしまうこともありますが、そんなときにおしゃぶりを与えてあげるのだそうです。おしゃぶりを利用したときの方が、そうでないときよりも早く、心拍数が平常値に戻るという研究結果もあるそうです。

「うちはおしゃぶりを使いませんでした」理由

一方でおしゃぶりには、やはり使い方によってはリスクもあるようです。

「早くから使うと、うまくおっぱいを吸えなくなるって聞いた」

「ずっと使ってると癖になって離さなくなるし、そうすると歯並びが悪くなるって聞いたから」
という声が多く見られました。

たしかに母乳育児希望の場合、軌道に乗る前だったり、生後1ヶ月未満の赤ちゃんだったりする場合には、避けた方がよいです。また、2〜3歳以上になってもおしゃぶりを使っていると、歯の成長に影響するとも言われています。

「おしゃぶりをやめられない」心配は、しなくても大丈夫!

指しゃぶり同様、おしゃぶりも一度ハマってしまうとなかなかやめられない……と言われることもありますが、自然と卒業する赤ちゃんも多いようです。

筆者の子も、おしゃぶり大好きっ子でしたが、1歳を少し過ぎた頃、自然に卒業してしまいました。

指しゃぶりとは違い、おしゃぶりの場合、どうしてもやめさせたければ「捨ててしまう」という手が使えるよ、と教えてくれた先輩ママもいました。2〜3日は苦労するかもしれませんが、それを過ぎれば、赤ちゃんも「無い状態」に慣れるとのことです。

『おしゃぶり』は、赤ちゃんの心が穏やかになるだけでなく、ママの負担も減らしてくれるものです。ママの負担が減れば、赤ちゃんに笑顔を向けられる時間も増えますから、ますます赤ちゃんも喜んでくれるかもしれません。赤ちゃんのためにも、ママ自身のためにも、上手に活用したいですね。

参考/『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』

佐原チハル

佐原チハル

2013年、無痛分娩にて出産。ハニーと二人三脚、子育て奮闘中のフリーライターです。執筆内容は、コラム・書評・ゲームシナリオなど雑多。性や恋愛に関するユースワーカー業・書店...

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