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2017.05.10

無痛分娩中の麻酔により妊婦が死亡する事故発生…!

無痛分娩中の麻酔により妊婦が死亡する事故発生…!

赤ちゃんにほとんど影響せず、分娩による体の負担が減るという利点から、選ぶ人が増えつつある『無痛分娩』。まさか、出産時に自分が死ぬかもしれないとは考えないですよね。

でも、無痛分娩時に妊婦が死亡する事故が起きてしまいました…。

子どもは無事に生まれた

無痛分娩とは、麻酔で出産の痛みを和らげる分娩方法。事故は今年1月、大阪の産婦人科医院で起こりました。当時31歳の女性が無痛分娩のために麻酔を受けたところ、意識不明になり、約10日後に死亡しました。

子どもは無事に生まれましたが、大阪府警は医師らが人工呼吸など十分な措置をとったかなど、業務上過失致死容疑での立件も視野に調べているそうです。

死亡事故は過去にも…

実は、無痛分娩時の妊婦の死亡事故は今回が初めてではありません。

2010年1月から16年4月までに報告された妊産婦死亡例298人のうち、無痛分娩を行っていた死亡例は13人(4%)ありました。そのうち1人が麻酔薬による中毒症状で死亡、12人は大量出血や羊水が血液中に入ることで起きる羊水塞栓(そくせん)症などだったそうです。

無痛分娩のメリットは?

無痛分娩のメリットは、ママの分娩の疲労が減り、産後の育児や職場復帰がしやすいところ。赤ちゃんにはほとんど影響を与えないとされています。

国内の無痛分娩は増加傾向にあり、2008年度の調査では国内のお産全体の2.6%と推計されましたが、現在は5~10%ほどに増えているとみられています。

無痛分娩だと危険が高まるの?

厚生労働省の研究班は、医療機関が無痛分娩をする場合、麻酔による合併症や出血、緊急帝王切開などに十分対応できる体制を整える必要があるという提言を出しています。

ただしデータ上、無痛分娩で死亡率が明らかに高まるとはいえないとのこと。“陣痛促進剤の使用や(赤ちゃんの頭を引っ張る)吸引分娩も増えるため、緊急時に対応できる技術と体制を整えることが必要”になるそうです。

産科麻酔担当の大学教授によると、「麻酔による事故は起こりうるが、体制を十分整えて対応することで麻酔による死亡は防げるはずだ」という指摘も。これから出産を迎えるという方は、いろんな情報を知った上で自分に合った出産方法を選べるといいですね。

PHOTO/SweetLeMontea/Shutterstock
参照/ 朝日新聞デジタル「無痛分娩で出産中に意識不明になり死亡」
yomiDr.「麻酔使った「無痛分娩」で13人死亡…厚労省、急変対応求める緊急提言」

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mamaPRESS編集部

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