情報共有がカギ!?ママに文句を言わせない！パパの『食材の買い出し』のポイント～パパ家事推進Vol.7～

共働き夫婦は家事の分担が当たり前。専業主婦であっても、毎日子育てをしながら家事をすべて行うのはとっても大変なこと。パパにも少しは家事を担当してもらいたいものです。

しかしママにとっては簡単な家事でも、パパはやり方がわからないということも…。「何でこんなこともできないの？」「全然やり方が違う！」とイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、ここはぐっと抑えて！

そんなママがイライラしないように、また、パパも投げ出したくならないようにお送りするのがパパ向け家事の“基本のキ”。連載7回目となる今回は、『食材の買い出し』のポイントについてお伝えします。ママは早速パパにシェアしてくださいね！

ママたちは日常の買い物の2割をパパにお願いしたいと思っている!?

食材や日用品など、生活必需品の買い物はママがメインで行っているという家庭はとても多いですよね。

国民生活産業・消費者団体連合会が全国480人のママを対象に行った調査によると、日常の買い物における夫婦での分担割合は、夫が10.5%に対して妻が89.5%になったそう。その一方で「理想的な分担の割合は？」という問いに対しては、夫が21.4%、妻が78.6%となりました。

ちなみに、パパが仕事帰りに「何か買うものある？」と聞いてくれると嬉しい、と答えたママは約8割もいました。

確かに、買い物をすでに済ませたときにも、「あれ買うの忘れちゃった！」というシチュエーションってよくありますよね。そんなときにパパが買ってきてくれるとママの満足度もグンと上がりそうです。

日常的に買って帰るものを聞くことを習慣にしてみよう

また、同調査によるとママたちが買い物に行きにくいな…と感じるのは、体調が悪いとき（78.1%）、雨や雪などの悪天候時（75.2%）、子どもが在宅のとき（47.7%）となっています。

自分や子どもの体調が悪いときや、天候が荒れているときに子連れでの買い物はなかなかハードルが高いものです。こんなときは特に、パパが仕事帰りに買って帰ってきてくれるのを習慣にすると◎。パパは自分から「何か買ってこようか？」と声をかけられると良いですね。

週末にまとめて買い出しをするときのポイント

共働き家庭だと、買い物は時間のある週末にまとめて済ませているという場合もありますよね。そんなまとめ買いをパパにお願いするときのポイントはどんな点があるのでしょうか。

まずは、『買い物メモ』を作ること。買い忘れ予防のためには必須ですね。また、あらかじめ買うものをリストアップしておくことで“無駄買い”を防ぐ効果も。

いつも使っている調味料や洗剤、お気に入りのスーパーなど、“我が家の定番”は普段からパパと共有しておくのも良いですね。

ありがちな失敗が、「パパにおつかいを頼んだらとんでもなく高いものを選んできた」というもの。事前に「トマトは●円くらいのもの」など、価格のすり合わせをしておくと安心です。

パパに買い出しを頼むときのポイントは、とにかく夫婦間での情報共有が大切。買い物に慣れているママなら食材や日用品をスムーズに選べますが、買い出しに慣れていないパパにとっては野菜ひとつにしても思っている以上に悩んでしまうもの。的確な指示をママが出してあげることで、お互いにストレスフリーな家事分担ができそうですね。

子どもがいたり、体調が悪かったりすると、ちょっと近所まで買い物にいくのも一苦労。パパが積極的に買い出しをしてくれると、ママは本当に大助かりです！

週末の買い出しは難易度が高い…というパパは、まず仕事の帰りなどに「何か買ってこようか？」の声かけを心がけてみてはいかがでしょうか。

PHOTO／Minerva Studio／shutterstock
参照／ 会社の帰りに買エルマン「助けて買えるマン！ママの声~主婦の買い物意識調査~」
生団連「夫婦の買い物と家事の分担に関する調査」
男の「ちょいカジ」マニュアル「買い物」