ユーザー名
  • instagram

子ども

2015.09.05

<年齢別>10歳までで決まる!子どもの『育脳』と親が今できること

<年齢別>10歳までで決まる!子どもの『育脳』と親が今できること

「子どもがなにを考えているのか」、「子どもがなんで泣いているのかわからない…」そんな時、もっと子どもの気持ちを理解してあげられたら、と思ったことはありませんか? 

筆者もその一人でした。そこで、子ども育脳療育研究所の瀧田和良先生に『育脳』についてのお話を伺いました。親が子どもの気持ちをより理解できるようになると、優しい子に育つそうですよ!

『育脳』って、どういうもの?

子ども育脳療育研究所の瀧田先生によると、「『育脳』とは、お子さんの最も基本になる部分を大切にすること。子ども100人いれば、その成長も100通りです。だから、ママたちはお子さんの“いま”を察し、それに合わせて環境をプロデュースしてください。お子さんの心と体の方向性は0歳〜10歳までの段階で決まってくるんですよ」とのこと。

0歳から10歳までが最も大切だという『育脳』。では、この期間の子どもに対して、ママたちはどう対応していけばいいのでしょうか? また、子どもの心と体の変化はどうなるのでしょうか。

成長過程でママが心がけておきたい大切なこと

生後〜3ヶ月

脳に流れる電気の仕組みが最も作られ、環境に応じて心と体を適応・変化していきます。環境次第で大きく次の段階への進み方が変わる時期です。
理論理屈よりも、赤ちゃんの発信する快・不快を訴える声や動きを気付いてあげることが大切です。快とは、子どもが嬉しい・楽しい・おいしいなどの感情を感じること、不快とは、悲しい・辛い・痛いなどの感情を感じることです。

生後3カ月〜8カ月

脳が刺激を積極的に取り込んで『快・不快』に分けていきます。体もまた環境に合わせた成長をする最も大切な時期です。色々な体験経験をさせ、快なものには「楽しね・嬉しいね」などの感情を込めた声をかけ、不快なものには、「こうしたら気持ちが良くなった」と感情を込めた声をかけながら改善してあげるようにしましょう。

行動力が増え、体内時計の基礎ができてくるのに最も大切な段階です。聴覚・視覚・触覚などを一緒に刺激して、脳と身体意識を活性化させてあげるようにコミュニケーションをとることが大切です。

生後8カ月〜1歳半

脳が刺激を積極的に取り込んで『快・不快』に分けていきます。体もまた環境に合わせた成長をする最も大切な時期です。色々な体験経験をさせ、快なものには「楽しね・嬉しいね」などの感情を込めた声をかけ、不快なものには、「こうしたら気持ちが良くなった」と感情を込めた声をかけながら改善してあげるようにしましょう。

1歳半〜3歳

認識力が爆発的に増え『快・不快』を思い出したり、思い出しにくくする整理分類をする基礎ができます。体は、体軸・重心軸の基礎を作るのに最も大切な時期です。不整地を歩かせたり転がせたり、転んでも自分で起き上がるのを待ったりすることが大切になります。

出来たことを「やったね!」などの歓喜の声をかけながら抱きしめたりしてほめてあげましょう。

3歳〜6歳

心はイメージや行動に映し変えるための基礎が造られ、体は、体軸・重心軸を使いながら体の実際の動きとイメージの誤差を無くす方法の基礎を獲得します。見たことや感情を絵に描かせてみることもオススメです。

6歳〜10歳

いくつもの動きやイメージを組み合わせて色々な表現や行動や運動がうまくできるようになる基礎ができるうえ、短期記憶から長期記憶にシフトしていきます。同時に色々なことをやらせてあげることと、しっかり出来たところはしっかり褒め、出来なかったところの原因を一緒に考えてあげることが大切です。

瀧田先生はさらにこう続けます。 「この10歳までの流れの中で、さらに生活環境や親子の人間環境にある安心や違和感を無意識に取り込んでいきます。そしてここまでの基礎の上に経験をどんどん積んで、性格や性能の違う大人になっていくのですよ!」

子どもの『脳力』を伸ばしていけるために親ができることとは?

「できるだけ、10歳までの段階をちゃんと作るための『衣・食・住・運動』などの環境づくりをすることと、お子さんの“いま”を気付いてあげる、気付かせてあげることが大切になります。
心と体がしっかり育っていくための『基準軸』をしっかり作るサポートができるように、大人が軸を作る様子を魅せ続けることと、子どもの変化に気付いて応えてあげること、子どもの成長の生活環境を整えてあげることがとても大切なのです」

いかがでしたか? 『育脳』と聞くと難しいことを筆者もイメージしていましたが、実際にお話を伺って、私たち大人の子どもに対しての声かけや行動などのコミュニケーション・環境で子どもの脳や心は育っていくと改めて感じました。

優しい心は、身近な大人の接し方で育っていくので、そんな環境づくりを心がけていけたらいいですね。

取材協力/瀧田和良 子ども育脳療育研究所 オフィスタキタ

ヤマムラ ユイ

ヤマムラ ユイ

1987年生まれ 鹿児島出身 鹿児島在住。6歳の男の子、8ヶ月の女の子の2児のママ。調理の専門学校卒業後、”食”に携わる仕事にずっと就いていましたが、子どもを出産して育児をしなが...

詳しくはこちら
あわせてチェック!

    「ねえこれ知ってる?」
    友だちにも教えてあげよう♪

    <年齢別>10歳までで決まる!子どもの『育脳』と親が今できること

    この記事が気に入ったら
    いいね!してね

    mamaPRESSの最新情報をお届けします