2018.08.04
朝の支度がのんびりの子どもにイライラ…。そんなママに試してもらいたい3つの方法
朝はどうしても時間がなくて毎日バタバタ、というママは多いと思います。ただでさえ忙しいのに、子どもが準備もせずにだらだらしていると、イライラはMAXに…。ついつい「早くしなさい!」「急いで!」「何してるの!?」などと、強く言ってしまいがちですよね。
ママがイライラしてしまう気持ちもわかりますが、これでは子どものペースを否定してしまうことになり、子どもに良い影響はありません。
では、どうすればマイペースな子どもが素早く行動してくれるのでしょうか? 具体的な方法を3つ、ご紹介します。
ママが10秒だけ子どもを手伝う“10秒お手伝い”
Photo/Kues/shutterstock
子どもが少し大きくなると、朝は子ども1人で準備をしてほしいと思うもの。「自分でやって!」「できるでしょ!」「早くしなさい!」なんて声もつい出てしまいますよね。
しかし、朝のバタバタした雰囲気や目覚めたあとの甘えで、ゆっくりしてしまう子どもがほとんどです。
そこでオススメしたいのが“10秒お手伝い”。10秒だけ子どもの準備を手伝うというもので、例えば、10秒だけ着替えを手伝う、10秒だけご飯を食べるのを手伝う、10秒だけお片づけを手伝う、それだけです。
そうすると、子どもはその続きをしようとスピードアップ! 手伝ったあとは自分で準備を進めることができるようになります。
子どもはママが手伝ってくれたと満足してやる気もアップし、お手伝いは10秒だけなので、ママの時間のロスもちょっぴりだけ。10秒を6回手伝っても、ロスは1分だけなのです。
子どもにとって、ママに手伝ってもらうことは“親子のコミュニケーション”であり嬉しいこと。お互いが満足し、朝の準備もはかどる“10秒お手伝い”。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?
ときどきある“早く行動できているとき”に注目を
子どもの行動が遅いとき、理由はさまざまです。集中力や段取り力がまだ十分に育っていない子どもの場合は、ささいなきっかけも行動が遅くなる原因になっているようです。
しかし、その逆で“今日はなぜか早く行動できているなぁ”というときもありませんか? そんなときは大チャンス! なぜ早く行動できたのかを振り返りましょう。
“声がけがよかった?”“昨日ほめたのがよかった?”“部屋が片づいていたからよかった?”など、もう一度考えてみてください。子どもに聞いてみるのもアリですね。
もちろん、早く行動ができたときには、子どもをほめることも忘れずに。うまくいかないときに責めてしまいがちですが、うまくいったときこそ見逃さず、ほめて振り返ってみましょう。この積み重ねが、将来の素早い行動を育みますよ。
その指示は具体的?大切なのは“伝え方”
頭ごなしに「早くしなさい!」と言われてしまっては、子どもはやる気も起きず、困惑するばかり。ついやってしまいがちな指示は、「早く準備して!」というように、具体的ではない指示です。
これでは、段取り力の弱い子どもは気持ちだけが焦ってしまい、なかなか準備が進みません。
まずは急ぐ理由を具体的に伝えましょう。「7時45分に家を出るから、朝ご飯は7時半までに食べ終わろうね」、「幼稚園のバスは、時計の長い針が6になると来ちゃうから、間に合うようにご飯を食べようね」というように、急ぐことと急ぐ理由を具体的に伝えると、子どもも理解し、急ごうという気持ちが生まれます。まだ時計が読めない子には、時計の針の位置を教えましょう。
また、少し大きいお子さんなら、何時から準備をすれば間に合うのかを、改めて自分で考えさせてもよいですね。そうすれば、“自分はこのくらい時間がかかるんだな”と、子ども自身が改めて気づき、時間の管理をするきっかけになります。
慌ただしい朝ですが、子どもの性格や特性に合った声かけで、ママも子どももお互いに気持ちよく朝の準備ができるといいですね!
のんびりとした子どものペースは、いつも忙しいママの心を温かくしてくれることもあります。工夫してゆとりを作り、子どもを見守りながら毎日笑顔で朝を過ごしましょう!
ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
子どもへの「早くしなさい」は逆効果!子どもが育つ声のかけ方
TOP PHOTO/PAKULA PIOTR/Shutterstock
参照/
産経ニュース「【子育て何でも相談室】朝の支度が遅い」
AllAbout「「早く」と子供を急かす弊害と行動が早くなる伝え方」
Natural coach「毎日同じことをするのに、なぜ?行動が遅い子供にイライラ!」
ならいごとキッズ「朝の身支度も自らスムーズに!子供の『見通し力・段取り力』を育むコツ」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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