2017.07.01
実は意味がなかった!?”雑草”の間違った処理方法と正しい対策
夏が近づき始めると、気になるのが庭に生える雑草。なかには、ハーブを植えていたらどんどん増えてしまい、庭が草だらけになってしまったなんて人もいるのでは?
こんな厄介な草は、本格的に伸びる前にやっつけておきたいところです。ですが、ネットには間違った知識も多く、何をやっても効果がなかったと感じる人もいるはず。
そこで、間違った雑草処理のやり方と、我が家で実践している、雑草が生えてこなくなるテクニックをご紹介します。
間違った雑草処理①:お湯をかける
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手っ取り早くお金もかからないので、多くの人が実践している除草のひとつ。一時的に除草はできますが、地下の根っこまで枯らすことはできません。そのため、しばらくすると結局生えてきます。
間違った雑草処理②:塩水をまく
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土壌の塩分が高くなると、雑草は生えてこなくなります。しかし、塩は土の中で分解されないため、その土を使ってその後ガーデニングができにくくなります。また、すでに植えている花や木にも影響を与えてしまうので要注意。
雨で周辺宅に流れ出て、近隣トラブルに発展する可能性もありますので、“塩”を使った除草は避けた方が無難です。
間違った雑草処理③:除草剤をまく
②の塩水と同様、周囲に植えている草花に影響がでてしまいます。更に、子どもやペットがいる場合、薬剤を使うのは避けたいところ。庭で遊べなくなるのはもちろん、靴についた除草剤を玄関まで持ち込んでしまうこともあります。
防草シート×砂利やレンガで雑草対策を完璧に…♪
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それでは、効果的な雑草処理とはどんなものなのか、我が家で実践している方法をご紹介します! 少し手間とお金がかかりますが、一度しっかりと対策をしておけば、あとが楽ちんですよ♪
まず、砂利やレンガ、ウッドデッキを使って“影”を作るのがポイント。日光を遮ることで雑草が生えにくくなります。
しかし、それだけではしばらくすると生えてくるのが、雑草の生命力…。せっかくきれいに舗装しても、これでは残念な見た目になってしまいます。また、同じ庭で別の植物を育てている場合も、光が入らなくなるこの方法は取り入れられませんね。
そこで、おすすめしたいのが、雑草が生えてきてほしくない部分に、“防草シート”を貼ってから“砂利”や“レンガ”を敷いてみるという方法。それだけで、数年は雑草の処理がいらなくなります。我が家では新築後にやってみましたが、1年たった現在も雑草は生えてきていません。
砂利や防草シートはホームセンターやネットで入手できますが、価格にかなりばらつきがあります。庭の広さ、砂利の種類や敷く厚みによって、予算がかなり変わってしまいますので、下調べをしっかり行いましょう。
また、スペースがある場合は、低木を植えると、光があまり当たらず雑草が生えにくくなります。ガーデニングする場所をブロッキングできるよう、業者に頼んで施工してもらうのもおすすめですよ。
ですが、このやり方は、レンガや砂利で敷き詰めてもOKな部分の話。芝生をそのまま活かしたい場所では使えません。花壇や菜園、芝生面は、やはり、雑草は手で抜いていくのが一番。面倒ですが、大変になる前にこまめに抜いてあげるのがいいですね。
夏本番前には対策しておきたい、庭の雑草。タイルやレンガを張るのは難しくても、砂利や防草シートはホームセンターや通販で比較的に安く手に入るので、ボウボウになる前に試してみては?
TOP PHOTO/Oleg Mikhaylov/Shutterstock
参照/
LOVE GREEN「「爆殖植物」が繁殖してしまったら?駆除の方法」
Allabout「どうする?お庭の雑草対策」
お庭のリフォームグリーンパトロールHP「もう二度と草取りしなくてよい方法!!」