2016.01.06
子どもでも食べられる!七草粥をアレンジしよう!
明日は1月7日。七草粥を食べる日です。無病息災や五穀豊穣などを願って食べる七草粥。実は「人日(じんじつ)の節句」や「七草の節句」とも呼ばれ、上巳の節句(雛祭り)や端午の節句(子どもの日)と並ぶ節句のひとつなんです。
大人はお正月に暴飲暴食した後ということもあって、やさし~いお粥に癒されますが、子どもにはちょっと食べづらいもの。アレンジすることで、子どもにも食べやすい七草粥を作ちゃいましょう!
味つけで食べやすく!
七草をあらためてリストアップ。
- セリ
- ナズナ(ペンペングサ)
- オギョウ(母子草)
- ハコベラ
- ホトケノザ
- スズナ(カブ)
- スズシロ(大根)
の7つ。カブや大根は別として、普段食卓に登場しない食材が多いですね。大人でも、全部どんな草かイメージできる人は少ないかも…。
通常七草粥を作る際は、お米を水と一緒に入れて炊いて、味付けはシンプルに塩のみです。シンプルがゆえに七草の味も活きるし、おなかに優しいのですが、「食べづらい」と感じる子どももいるはず。まずは、味付けを変えると格段に食べやすくなりますよ。いくつか例をご紹介します。
雑炊に
味付けした汁に、炊いたご飯を入れて煮る「雑炊」。出汁に加えて、味噌や醤油で味付け! ご飯から作るからあまり時間もかかりません。
中華風お粥に
塩に加えて鶏ガラスープの素やウェイパーなどを入れ、中華風の味付けにするという手もあります。嫌いでなければ、ごま油を少し垂らしてもいいですね。
洋風リゾットに
お米を洗わない状態で炒めて、スープで煮るのがリゾット。バターで炒めてコンソメで煮れば、洋風七草リゾットの完成です。
ちょい足しの具は?
具が七草だけだと、それだけで子どものテンションが落ちてしまうこともあります。「ちょい足し」することで一気に子どもが食べやすくなりますよ。オススメは次の通りです。
- 雑炊の場合……卵、たらこ、ツナなど
- 中華風お粥の場合……鶏肉、肉団子など
- 洋風リゾットの場合……ベーコン、チーズなど
逆に、好きな具からベースの味付けを考える、というのもいいですね!
実は、七草全部使わない地域も
最近は、七草粥の季節になると「七草セット」なんて便利なものがスーパーに並ぶことも多いですよね。でも、地域によっては現実的に七草全部が採れないため、一部の草のみでお粥を作る場合もあるんだとか。「うちの子はすべて入れたら嫌がる…」と確信しているなら、カブや大根などの食べてくれる食材のみを使って作るのもありでしょう。今は無理でも、年齢を重ねれば徐々に食べてくれるようになるかもしれません!
季節の行事は子どもと一緒に楽しみたいですよね。無理をして苦手な食べ物を食べさせるより、「七草粥を食べる行事って楽しい!」なるように上手くアレンジしてみてはいかがでしょうか。
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
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