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子ども

2015.11.11

入学前に確認を!親が知っておくべき今どきの『学童保育』4つの特徴

入学前に確認を!親が知っておくべき今どきの『学童保育』4つの特徴

働くワーキングママたち(以下、ワーママ)が増えている昨今、『学童保育』のニーズが年々高くなってきています。未就園児の保育園を探す“保活”よりは学童に入るハードルは高くありませんが、地域の学童の運営&定員次第で、入学したタイミングでの入会もできるかどうか微妙なケースもあるのです。

加えて最近の『学童保育』は、私たちママが子どもの頃とは内容も様変わりしているので、事前の確認がとても大切なんですよ。

希望しても入れない!学童の“待機児童”になる可能性も!?

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一昔前は子どもの入学の学齢の時に、ママも専業主婦という人たちが多かったため、学童の子どもはさほど多くなく、学童に入るための必要書類を揃えて申し込めば、苦労せず入ることができました。

しかし、最近では子どもを産んでも仕事を続ける、または入学前に仕事を始めるというワーママ率が高くなっているため、安全に放課後を過ごせる学童の希望者数が増えています。

そのため、地域の児童の数が多いと、学童(特に公営)へ希望しても入れないという“待機児童”が出てしまうこともあるのです。

『学童』の内容は地域によっても違いが

最近の学童は、地域の子ども(児童)の数や特性を生かした、ママたちのニーズに合った運営をしています。

東京・江戸川区を例に挙げると、江戸川区は子どもの数が多いことに加えて、ワーママ率も高いという特徴があります。ここでは、放課後に行う学童の場所を小学校の一室ではなく、体育館を含めた校内の各場所を学童保育するエリアにし、親の仕事の有無にかかわらず受け入れをしているのです。

このように、学童保育する場所を拡げることにより、スタッフや学童の定員を増やすことができ、待機児童が出ないような対策もしています。

また別の例として、東京・世田谷区では専業主婦ママの児童でも、ママがその児童の兄弟姉妹や家庭のなど都合で下校時間に家を空けている場合、スポットで学童を利用することもできます。

学童対象年齢が小6までに引き上げ

今年(2015年)4月に改訂された児童福祉法により、学童保育の対象年齢を10歳未満から小学6年まで引き上げされました。この改定により、学童の対象学齢でない小学4年〜6年生の放課後の過ごし方が通塾やお稽古だけでなく、学童という選択肢も加わりました。

企業や園の学童事業参入

さらに先にも取り上げた“待機児童”の問題もあるため、東急や阪急などの民間企業も学童事業に参入しています。

民間の学童は夕方以降も預かりができ、おやつや夕飯も希望すれば、学童で済ませることができます。また、自宅まで車で送ってもらえるなど、サービスも万全です。

また、保育園(子ども園)によっては下校時間から夕方まで、卒園児を対象にした学童保育も行っている園もあります。(※子どもが保育園に立ち寄り、園の一室で遊んだり、宿題をしたりして過ごします。)

いかがでしたか? 最近の『学童』はそれぞれ特色があります。10月下旬から11月半ばまでは、各小学校では年長の学齢の就学児健診を行い、役所に通学する小学校を報告する時期。この時期に地域の学童事情について、どのような特色を持っているかなど…、詳細を確認してみてはいかがでしょうか。

参照/産経ニュース「学童保育利用者、初の100万人超え 待機児童も過去最多 民間団体調査」
東洋経済オンライン「脱常識!江戸川区のすごい『学童保育』」
日本経済新聞「学童保育の仕組み、4月から変わる?」

たかるみ

たかるみ

中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...

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