2018.04.03
将来子供を成功させる良い習慣「7つの習慣」ってなに?
テレビやネットで紹介されるさまざまな育児法や教育法があり、「結局どれがいいの?!」と思いますよね。お子さんの教育についていろいろ考えたり悩んだりする親御さんは多いようです。
そこで今回は、世界的大ベストセラーとなっている「7つの習慣―成功には原則があった!」の内容から、子供の将来に役立つ7つの習慣をご紹介します。
第一の習慣:自分が選択する〜主体的に行動する〜
=親が決めたことに従うのではなく、子供が選択して決定し、行動する。
自分の意思で責任を持って行動する、つまり『自己決定』できることが大切です。 遊びに関することでは、親が「〇〇しよう!」と誘うのではなく、子供に「何かしたいことはある?」と聞いたり、その日に着る服を自分で選んだり、図書館に行って借りる本を自分で決めるなど、自己決定の場面をたくさん作りましょう。 自己決定力のある子供は、自分のすることに責任を持てるようになり、それが良い結果に結びつけば大きな自信に繋がります。その自信が子供の自己肯定感を高めてくれるでしょう。
第二の習慣:終わりを考えてから始める〜目的を持って始める〜
=子供が考え、自分なりの目的を持って行動する。
大きくなったらどんなことをしたいか、どういう一生にしたいか、将来の夢を子供に聞いてみましょう。 その夢を実現するにはどうすればよいのかを親子で一緒に考え、具体的には何をするのか決めて取り組んでみます。 ひとつずつステップアップし、その都度ほめてあげると、子供はますますやる気をだして努力を重ねる力が付きますよ。
第三の習慣:一番大切なことを優先する〜重要事項を優先する〜
=物事の優先順序を考える習慣を付ける。
今、何をしたら合理的かを考えて行動するような習慣づくりが大切。おやつを食べる前にお片付けをする、テレビを見る前に明日の準備をするなど、日常生活の中にあるすべきこと・したいことに優先順位を付けることで、時間の使い方が上手になり、要領良く物事をこなしていく習慣が身に付きます。
第四の習慣:Win―Winを考える
=人の役に立つと喜ばれ、自分も嬉しい!という気持ちを育てる。
お手伝いをするとママが「助かったわ!」と喜んでくれたり、みんなの靴並べをすると「気持ちがいいね」と褒めてもらえたりするなど、家族の役に立てて子供が嬉しい思いをする場面は、家庭の中にも多々ありますよね。 そのような機会をたくさん設けてあげれば、相手の幸せを素直に喜ぶことができる心が育ちます。お友達との関わりの中でも、おもちゃを譲ってあげる、おやつを分けてあげるなど、自分だけの得を考えるのではなく、みんなが幸せになれる方法を考えられる子供になるでしょう。
第五の習慣:まず相手を理解してから次に理解される〜理解してから理解される〜
=相手の気持ちを想像し、思いやることの大切さを知る。
多くの子供は、「自分の話を聞いてほしい!」「自分の思いを受け止めてほしい!」と自分を中心にして考えるものです。 ですから、子供同士の関わりの中では、トラブルが起きやすいものですよね。 お友達が意地悪を言ったときや兄弟姉妹で喧嘩になったとき、「どうしてかな。どう思ったんだろう」と子供と一緒に理由を考えてみましょう。相手の気持ちを考えて行動することで、自分の気持ちも相手に伝わりやすくなることに気づけるはずです。
第六の習慣:相乗効果を発揮する
=お互いの良さを認め合い、力を合わせる。
いろいろなものを見聞きしたくさんの人の意見を聞くことで、新たな発見や自分ひとりでは思いつかなかったより良い考えが浮かぶことがありますよね。 子供が何かをするときに、「他にこういう意見ややり方もあるよ」と提案してみるなど、多くの意見を得られるようにしてあげましょう。また、相乗効果を生むにはコミュニケーションが大切です。まずは、自分の意見を押し通すのではなく、皆の意見を聞くことから始めてみるといいかもしれませんね。
第七の習慣:自分を磨く〜刀を研ぐ〜
=勉強だけでなく、遊びも運動もバランス良く。
刃物は手入れをしないと切れ味が落ちますよね。第七の習慣は自分を磨いていく習慣です。勉強だけ、運動だけに力を入れるなど、偏った力のつけ方はよくありません。子供の可能性を最大限に引き出せるよう頭、体、心、人間関係の4つをバランスよく磨く必要があります。
具体的には、外でたくさん遊んで体を鍛える、自分で決めた目標に向かって努力を続ける、勉強をして新しい知識を身につける、時には友達とけんかをしたりしながら社会性を育む……など。 体を動かすことは脳の神経細胞を活性化し、記憶力UP、集中力を養う、ストレスに強い脳を作ることが医学的に証明されています。勉強を必要とするのであればなお、遊びや運動もバランス良く取り組ませると効率が良いですよ!
子育てに迷ったとき、悩んだとき、7つの習慣を思い出してみてください。絶対的に正しい答えがない子育てで、自分なりの答えを導き出してくれるヒントにはなるかもしれません!
参考/
子どもたちのための7つの習慣
7つの習慣—ウィキペディアー
記事提供:ならいごとキッズマガジン