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2019.07.10

これって近視?見逃さないで!症状別子どもの『視力低下』のサイン

これって近視?見逃さないで!症状別子どもの『視力低下』のサイン

子どもの視力低下は発見が遅れがち。しかし子どもの視力が低下しているとき、日常生活のなにげない仕草にその兆候が見られることも多いようです。早期発見のためには、子どもの様子を注意深く観察することが大切です。

今回は、近視・遠視・弱視・斜視、それぞれの子どもが示す視力低下サインをご紹介します。

視力低下を放っておくと、他の疾患に繋がる恐れも!

子どもが何らかの理由で視力不良になっている場合でも、子ども自身は“見えにくい”ことに気がつきにくく、「見えない」と教えてくれることもほとんどありません。そのため、視力の低下は発見が難しいとされています。

しかし、視力低下を放っておくとほかの疾患の原因になる可能性もあります。

例えば長期間近視をほうっておくと、遠くが見えない状態が長く続き、頭痛・吐き気・肩こりなど体のさまざまな部分に症状が現れることも。大人になって、目の中の網膜や硝子体に血液が漏れ広がる『眼底出血』を引き起こし、最悪の場合失明してしまう危険性もあるのです。

視力が低下している場合、子どもはなんらかのサインを出します。親はそれを見逃さないよう、意識しながら接することが大切です。

近視?遠視?見逃さないで!子どもの視力低下のサイン

子どもの視力低下のサイン

PHOTO/Morrowind/Shutterstock

子どもの視力低下といっても、近視・遠視・弱視・斜視など症状はさまざま。それぞれの症状別に見られる視力低下サインを頭に入れておくと、ふとした仕草で「あれ?もしかして…」と気がつくことも。参考にしてみてくださいね。

近視のサイン

近くがよく見えて、遠くがぼやけて見えるのが近視です。大部分は単純近視と呼ばれるもので、小学生ぐらいで発症するケースが多いようです。幼児期に発症するのは病的近視と呼ばれ、網膜剥離や眼底出血を起こしやすく注意が必要です。

遠くを見るときに目を細めていたり、いつもよりテレビに近づいていたり、あごを出したり引いたりして調節しているような仕草が見られたら、近視のサインかもしれません。早めに眼科を受診しましょう。

遠視のサイン

遠視は、近くが見えにくく遠くが良く見えると思われがちですが、実は“近くも遠くも見えにくい”疾患です。どこを見ても常にぼんやりとしている状態のため、そのままにしておくと視力の発達を妨げて弱視や斜視につながりやすくなるので、早めに発見して治療を受けましょう。

強度の遠視であれば3歳児検診で見つかることもありますが、軽度・中度は見過ごされることも多いようです。

近くを見るときに目を細める、斜めにものを見ている、ぶつかったり転んだりしやすくなる…などが遠視のサインです。また、本を見ると頭が痛くなるなど、近距離を見るときに疲れているようなサインを見せたら“隠れ遠視”の恐れも。次第に遠視の症状が出てくる可能性があります。

弱視のサイン

子どもの目の発達の途中で、病気やケガ、強度近視や遠視・乱視などで見えにくい状態が続くと、視力の発達が遅れます。これが弱視です。

近視などと違ってメガネで矯正しても視力が十分に出ないため、弱視は見る力がグッと発達する乳幼児期に発見し治療することが大切。タイミングを逃すと治療の効果が低くなってしまいます。

ものを見るときに目を細める・首を曲げる、片目を隠すと嫌がるなどが弱視のサインです。特に片方だけの弱視は、もう一方の目でカバーするため気がつきにくく注意が必要です。片目ずつ隠して、一緒にものを見るなど遊びの延長でチェックしてみると良いでしょう。

斜視のサイン

左右の目の視線が一致しない状態を斜視といいます。片方の目は見たいものを見ようとしているのに、もう片方の目は違う方向を見てしまうのです。

視力の発達時期に斜視があると、目の機能が十分に発達せずに異常を起こす可能性もあるため、早めの診断が大切。

また、目の筋肉や神経の異常によっておこる斜視や、症状が出るときと出ないときがある間欠性外斜視などがあり、それぞれ治療法が異なるため自己判断は厳禁です。

目つきが不自然、子どもの両目と視線が合わないなど「なんだかおかしい」と思ったら早めに眼科を受診してくださいね。

子どもはたくさんのものを見ることで視力を発達させていきます。しかし、視力の低下に気づかず、目の発達を妨げたり他の疾患を引き起こしたりすることがないよう、そばにいる大人が早期に発見してあげることが大切です。

子どもが出すサインを見逃さず、少しでも「あれ?」と感じたら、眼科で検査を受けましょう。

PHOTO/Image Point Fr/Shutterstock
参照/ 眼鏡市場「視力不良のサインと原因。親だからこそできる、子どもの視力の守り方」
メガネのヨネザワ「お子さまの視力について」
医療法人久治会せきや眼科「お子さんの目は大丈夫? 目の病気を発見するには?」
日経新聞電子版「子どもの弱視 見逃さないで 3歳児健診がカギ」

mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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