2018.01.28
世界でも注目!?発達障害のある子供をサポートするアプリ5選
発達障害の子供が増えてきていると言われる中、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、学習教室などの教育サービスを提供している「LITALICO」は発達障害の子供をサポートするアプリを7つもリリースしているそうです。
これまで、発達障害の子供を対象にしたアプリは少なく、注目が高まっています。
どのアプリも、言葉を覚えたばかりの小さな子供でも使うことができるものとなっています。そんなアプリの中からいくつかご紹介しましょう!
えこみゅ
発語によるコミュニケーションが難しい子供向けに、気持ちを伝えるカードアプリ。すべての絵カードに音声がついています。好きな写真と録音でオリジナルのカードも作れます。
発語が難しいお子さんの意思表示ツールとしてはもちろんのこと、言葉の学習にも役に立つアプリです。
どうぶつまるカード
絵カードを用いて、言葉を学ぶパズルゲームです。
言葉を学ぶには、その土台となる「意味・音・文字」の三項関係を理解し、3つが同じだとわかることが必要です。このパズルゲームを通じ、同じもの同士をぶつけるマッチング、意味、呼び方(音)、文字(形)の関係を遊びながら学ぶことができます。
こえキャッチ
人とコミュニケーションするうえで、TPOに合わせた声の大きさのコントロールができるか否かは重要なポイントとなります。
でも「声の大きさ」は目に見えないため、概念を理解することが発達障害のある子供には難しいもの。
このアプリは、スマートフォン・タブレットの音声入力機能を利用して、マイクに向かって声を出し「声の大きさ」のコントロールを楽しく学んでいくゲームとなっています。
マイクにむかって、指示されるボリュームの声をだすことで、ゲームをクリアしていきます。
その中で、自分の声の大きさや小ささという抽象的な概念を視覚的に捉えることができ、自然に日常生活における適切な声の大きさを理解することができるようになるアプリです。
にゃんタップ
このアプリは「同じネコを探す」というシンプルなルールでマッチングを楽しく学ぶゲームです。小窓に出たネコと同じネコを見つけてタップしていくことで得点を集めることができます。
低年齢の子供は、フリック動作が難しいケースも多いですよね。タップ動作のみでシンボルのマッチングができるように工夫されていたり、正解・不正解などは音声などにより分かるようになっていたりと、細やかな心配りを持って開発されています。
ねずみタイマー
発達障害のある子供は時間管理が苦手なことが多いです。特に、特定の物事に集中してしまうADHD傾向のある子供にとっては、時間の量を見ながら、主体的に「やめる」ということができるようになるのは大切なことです。
ゲーム内で、食いしん坊のねずみがリンゴをかじっていくということで、時間を「見える」化して時間の概念を理解できるようにサポートしていきます。通常のタイマーとしても使うこともできますね。
発達障害をもつお子様たちが生活していくうえで、役に立つ能力を育ててくれるアプリですが、発達障害ではないお子様も楽しく学習できるアプリばかりですね。ぜひ一度チェックしてみてください!
TOP PHOTO/Stanisic Vladimir/shutterstock
参照/
LITALICOりたりこ「発達障害の子どもの学びや生活を支援するアプリを世界に向けリリース」
LITALICOりたりこ「発達障害の子どもを支援するLITALICOスマートフォンアプリ第5弾 言語理解の基礎となる「マッチング」をゲームで学べるアプリを配信」
LITALICOりたりこ「発達障害の子どもを支援するLITALICOスマートフォンアプリに新作登場 適切な「声の大きさ」を遊びながら学べるゲームアプリを配信」
LITALICOりたりこ「発達障害の子どもを支援するスマートフォンアプリに新作登場 かわいい「ねずみ」が「時間の理解」を支援するアプリの配信を開始」
ehonNavi Style「news 世界中で人気!発達障害の子どもを支援するスマホアプリに新作登場」
関連コラム
▶子供の成長記録をしっかり残すために!便利でお得な写真整理アプリが人気♪
▶発達障害ではないけれど…“グレーゾーン”の子供との向き合い方
▶起業家にはADHDが多いってホント?発達障害を子供の強みに変えるには
▶子供の発達障害…周囲に言うべき?隠すべき?
記事提供:ならいごとキッズ マガジン