2017.02.13
目上の人に〇〇はNG!?知らないと恥をかく『縁起が悪い』『タブーな』贈り物
新築祝いや新年のお祝いに物をプレゼントする人も多いと思いますが、贈り物にもタブーがあるというのはご存知ですか?
たとえば、入院中に鉢植えの花などを贈るのがNGというのは知っていても、「これはなぜ!?」と思ってしまうものもたくさんあるんですよ! 肝心なときに恥をかかないためにも、マナーを知っておきましょう!
縁起が悪いとされる贈り物3つ
一般的に縁起が悪いといわれる贈り物には、お茶・ハンカチ・櫛(くし)などが挙げられます。
お茶
お茶は弔事に使われることが多いため、お祝いに贈るのはNG! お茶の名産地に住んでいるからといって気軽に送っても、失礼になることがあります。
ハンカチ
ハンカチは漢字で『手巾(てぎれ)』。つまり、『手切れ』を連想させるため、絶交の意思表示とも受け取られるのだそう。特に白は遺体の顔にかけることから不吉といわれていますが、色ものや模様のあるものはOKという意見も。
ただ、知らない人からすると不吉な贈り物ともとられかねないので、誤解されないように送らないほうが無難といえます。
櫛(くし)
櫛は『苦』や『死』を連想させるため、縁起が悪いといわれています。
その他、こんな物もNG!
4や9は櫛(くし)と同様の理由で縁起が悪いといわれる数字です。お皿やカップなどを送るときには、数が4つや9つにならないよう気をつけましょう。
日本にはお喜びのときには奇数、悲しみのときには偶数で送るという風習があるため、お祝いには基本的に奇数で。ただし、8(八)は末広がりのため縁起が良いといわれています。
シチュエーション別!NGな贈り物事例
縁起が悪いといわれる贈り物でなくても、シチュエーションによっては悪意ととられることがあります。
結婚祝い
包丁・はさみ
包丁やハサミは“切れる”ことを連想させるため、タブーとされています。ですが、最近はギフトに使われることもあるため、相手が希望するのであれば送ってもいいでしょう。
鏡・陶磁器
鏡や陶磁器も“割れる”ため結婚祝いの贈り物としては不適切とされてきましたが、ギフトでは一般的になってきています。縁起を担ぐ人もいますので、送りたいときには念のため確認してからがいいでしょう。食器を送るときには、先述したように数に気をつけてくださいね。
引っ越し・新築祝い
火を連想するもの
新築や引っ越し祝いには、“火を連想するもの”がNG。火は火事を連想させるため、縁起が悪いといわれており、同じ理由で赤い花やキャンドルなども不適切といわれています。
上司に
靴・靴下・肌着・ストッキング
肌に直接着けるものは、“より勤勉に”という意味が込められており、上司に贈るのは失礼。靴下や靴は“踏みつけるもの”のため、いずれも目上の人に贈るものとしては適していません。
最近はカタログギフトを使用することも多く、“送ってはいけないものでも相手が希望すればOK”という風潮もありますが、お祝いで送るのであればこういったマナーも身に着けたいところ。
反対に、快気祝いのチョコレートや砂糖は“あとに残らない”=“病気があとに残らない”という意味が込められており、贈り物に適しているといわれているようです。
シチュエーションに合わせて贈り物ができるよう、こうした知識も知っておくことが大切ですね!
参照/
通販のベルメゾンネット「般マナーの書|縁起が悪い贈り物」
シャディの結婚祝い「結婚祝いのマナー | 結婚祝い」
All About「贈ってはいけない!? うっかり贈り物タブー [結婚式・披露宴マナー] 」