2016.12.07
2017年4月に保険料が値上がり!?押さえておきたい保険加入のポイント
12月といえばボーナスシーズン! ボーナスの使い道は『貯蓄』にまわす家庭は多いですが、貯蓄手段のひとつとして『保険』に加入している家庭も多いですよね。
そんな中、来年4月から保険料が値上がるのをご存知ですか? 子どもの教育準備資金に学資保険を検討しているママ、要チェックです!
貯蓄手段に最適!?『保険』の加入者は約8割!
出典:Value Press!
『マニュライフ生命保険』が行ったお金に関する調査によると、ボーナスの使い道を『貯蓄』とする人は関東で53.2%、関西で57.6%と共に半数以上を占めました。やはり将来への備えを考えると貯蓄しておく人が多いようです。
貯蓄手段のひとつとして『保険』への加入がありますが、調査結果によると、「複数の保険に加入している」と回答した人は47.2%、「1つの保険に加入している」と回答した人は31.6%。つまり約8割の人が1つ以上保険に加入しており、もしものときに備えた意識の高さがわかります。
2017年4月に保険料が値上がりに!
そんな中、各保険会社が2017年4月からの保険料の値上げを発表しています。
これは以前にもこちらの記事(家計にプラス?マイナス?マイナス金利の影響を考えよう)でご紹介した、マイナス金利が影響しています。
保険会社は加入者から支払われた保険料を運用することで、将来の保険金支払いに充てますが、マイナス金利が導入されたことで、これまでのような運用が困難になりました。運用利回りが低下してしまったので、保険料を引き上げることになったのです。
特にその影響を受けるのが貯蓄性の保険商品です。利回りのいい終身保険や個人年金、学資保険などがそれにあたるので、子どもの教育資金の準備を学資保険などで検討されているママは特に要チェックです!
値上がり前でも慌てないで!これだけは押さえておきたい加入ポイント
しかし、値上がり前だからといって慌てて契約して後悔しては大変です。保険は家の次に高い買い物ともいわれますので、慎重に検討する必要があります。
そこで、押さえておきたい3つの加入ポイントをご紹介します。
1.死亡保障のある定期保険などは、必要がないなら今すぐ加入の必要はなし
結婚や出産などを機に加入を検討中である以外は、特に必要もないのに死亡保障タイプの保険を増額したり、新たに加入する必要はありません。
掛け捨てタイプの保険は2018年以降、長寿化の影響で保険料が下がる可能性もあります。もしもの場合の公的制度を把握して、足りない分を補うだけに留めるようにしましょう。
2.学資保険などの貯蓄タイプはしっかり検討する必要あり
学資保険や老後の資金を検討されている場合は、保険料値上がり前にしっかり検討するようにしてください。
貯蓄タイプの商品はすでに販売停止や増額対象になっているものが多くあります。月々の保険料だけではなく、将来の配当や契約者(パパやママ)にもしもの場合の保障など、内容も比較検討してみてください。子どもの教育環境と必要な資金額もシミュレーションするようにしましょう。
3.加入するなら外部の意見だけではなく家族で3ヶ月は検討を
加入をする場合は、セールストークやネットの情報に惑わされず、家族でしっかり話し合ってじっくり検討するようにしましょう。
保険加入にあたっては、資料請求や専門家のアドバイスを聞くなどの比較検討に通常でも2~3ヶ月の期間は必要です。今なら2017年3月中の契約に間に合うので、それまでによくリサーチしながら検討してくださいね。
今回、特に貯蓄性の高い保険商品への影響ということで、子どもの教育資金などを検討中のママには気になる話題ですよね。保険は、毎月必ず支払うことと解約がしにくい(途中解約は時期によって損をする)という点では貯金が苦手なママにとってもメリットになりますよ。
4月の値上がりはもう目前。いよいよ本腰を入れて検討されるのをオススメします!
PHOTO/Media-Saturn-Holding Gmbh
参照/
保険相談サロンFLP「生命保険の値上げや販売停止が2016~2017年に次々と実施!どうすべき?」
ValuePress!「関東と関西の価値観の違いが見える調査!人生で一番大事なものは大阪も東京もやっぱり「お金」!東京の人の方が「先」に備え、大阪の人の方が「今」を大事にする!?
保険ジャーナル「2017~2020年の生命保険料改定!慌てない3つのポイントとは?」
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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