2017.02.14
『汚部屋』で育つと集中できない子に…!?子どもに片づけを教えるコツ3つ
テレビなどで目を疑うような光景を目の当たりにすることがあります。それは『汚部屋』。
見た目からはまったく想像のできないようなかわいらしいアイドルが、実は自宅に訪問すると『汚部屋』の住人だったというパターンも多く、その見た目とのギャップに驚かされることもあります。
物が散乱していて清潔感のない汚部屋は、もちろん衛生面も心配ですが、それ以外にも弊害があります。我が子を“片づけられない人間”にしないためにできることを考えてみましょう。
汚い部屋で育った子どもには共通点があった!
汚部屋で育った子どもはどうなるのでしょうか。実は、汚い部屋で育った子どもには次のような共通点があるといわれています。
- 忘れ物が多く、段取りが悪い
- 物を大切にできない
- 集中力がない
まず、部屋がいつも散らかっているため、どこに何があるのか把握できず、またどれが大切なものでどれが不必要なものなのか判断ができなくなってしまいます。
もちろん学用品も散らかった状態なので、その結果、忘れ物が多くなったり、段取りが悪くなったり…。そればかりか、物を大切にすることもできなくなってしまうんだとか。
また、雑然とした部屋では、集中力も発揮できないので勉強もはかどりません。
健康被害の例や『育児放棄』とされる可能性も!
ほかにも弊害はあります。いつも何を踏むか分からないような環境にいるので、子どもの姿勢は自然と“猫背”になりがち。
もちろん衛生面でも大問題。子どもの体に傷ができるので親はアトピーを疑っていたが、実は“ダニ”によるひっかき傷だった、という痛々しい事例もありますし、洗濯物を何日も放置してから洗うことで汚れが落ちにくく、薄汚れた衣類を身に付けることになってしまいます。
まさに、“百害あって一利なし”なんです! しかも、この汚部屋は厚生労働省の定める児童虐待の『ネグレクト(親の怠慢による育児放棄)』の項目の中の“ひどく不潔にする”にあてはまるので、子どもを虐待していると考えられても仕方のない状況といえるのです。
片づけができる子どもにする3つのコツ
ママがきれいに部屋を片づけることはもちろんですが、“片づけが苦手な子ども”はたくさんいます。将来そのままママ・パパになってしまったら…。なんて考えるのも怖いですよね。
では、そんな子どもを“片づけられる子”にするにはどうしたら良いのでしょう。3つのポイントをご紹介します。
1.片づけは良いことと認識させる
そもそも、掃除や片づけは親のためでもなければ、子どもだけのためにやるものでもありませんよね。
もちろん、子どもに整理整頓を身に付けさせるためではありますが、“片づけをすると部屋がキレイになって生活もしやすく気持ちが良い。そこにいる皆がうれしい気持ちになる”ということを子どもに理解してもらえるのがベストではないでしょうか。
まずは、子どもに“どんな部屋にしたいのか”を聞いてイメージさせてみるところから始めてみましょう。
例えば、ここにこんなものを置いてみたい、ではそのためにはどうすれば良いか。じゃあお部屋を片づけてみたら良さそうだね、となりますよね。子どもは理想の部屋を想像してきっとワクワクするはずです。
また、“掃除をすることで生まれる自分へのメリット”を考えさせることもとても有効です。○○を使って遊びたいのに見つからない! それはどうしてなのか、そう“きちんと片づけられていないからある場所が分からない”のです。
「じゃあおもちゃの居場所をちゃんと決めていれば困らないよね!」ということで“片づけると物を探しやすい”というメリットを教えるきっかけになります。
2.親子で一緒に取り組む
最初から子どもだけで片づけるのは当然ハードルが高すぎます。親も一緒になって、「これはよく使うから取りだしやすいここにしまおう」とか、「これは小さなものたくさんでバラバラになりやすいからこんなケースを使ってみよう」などのアイデアを出してコツを教えてあげるようにします。
また、「○○ちゃんはこっちのぬいぐるみ、ママはおままごとね!」と役割分担を決めると、子どもも負担が軽く取りかかりやすくなるでしょう。
そして、子どもがきちんと片づけできたらしっかり褒めてあげることを忘れずに。
3.家全体をいつもキレイに!
子どもを片づけ上手にするには、ママが普段から家をキレイに片づけるようにして“キレイな部屋”をイメージしやすくしてあげましょう。ママがお手本となって子どもに示してあげるのです。
ちなみに、収納場所に関しての豆知識ですが、中身はいっぱいに詰め込むのではなくて全体の7~8割くらいにしておくのが理想的なんだそうですよ!
お部屋がキレイに片づいていると気分もスッキリ気持ちが良いですよね。片づけが苦手な子どもを持つママはもちろん、自分自身もちょっと苦手…というママはこれを参考にして、『キレイなお部屋』を目指してみませんか?
PHOTO/osArt/Shutterstock
参照/
ライブドアニュース「『ごみ屋敷』で育った子どもに多い特徴 猫背、物を大事にできない」
NEWSポストセブン「片付けの伝道師「汚部屋で子育ては虐待と言われて仕方ない」
AllAbout暮らし「片付けのできる子に育てるコツ」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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