2016.05.31
気付かないうちに細菌だらけに…!?ペットボトル飲料の安心な飲み方
これから暑くなってくると、ペットボトル飲料を持ち歩く機会が増えますよね。ほとんどの人が、口をつけてそのまま飲んでいるのではないでしょうか? でもちょっと待って! 口をつけて直に飲んだペットボトルには、じつは細菌がたくさん潜んでいるのだとか…。実際のデータ結果をもとに、ペットボトル飲料の安心安全な飲み方をご紹介します。
直飲みしたペットボトルには、細菌がいっぱい!?
株式会社エフシージー総合研究所の調査によると、保存料無添加の麦茶を、ペットボトルから直飲みした場合とコップに移して飲んだ場合で、ペットボトル内の細菌の量を比較した結果、コップに移した場合は24時間経過しても細菌がゼロ。比べて直飲みした方は、8時間後には3万3千、24時間後にはなんと23万という数字に!
というのも、一度口をつけて飲んだペットボトル飲料には、食べ物のカスや唾液などが入り込み、水分・湿度・栄養がそろった、細菌が増殖しやすい環境になってしまうのだとか! すぐに食中毒になる、という数値ではないですが、これから気温が上がってくる季節は特に、十分に注意が必要です。
保存のしかたで細菌の増殖を少しは防げるかも…
気温が高いほど細菌の増殖が進むので、やはり開封したら冷蔵庫に保存するのが一番。 とはいえ、外出先での冷蔵保存は難しいですよね。その場合は、開封して4~5時間ほどで飲み切るのが安心といわれています。もちろん、暑くなる車内に置きっぱなしはNG! なるべく気温が上がらない場所で保管しておくと安心です。飲みきれず家に持ち帰った場合は、すぐに冷蔵庫に入れて、早めに飲み切るのがベスト。
小さな子どもの場合、一度に多くの量は飲みきれないので、小さめのサイズを選ぶなどして対策するといいですよ。子どもの方がご飯やお菓子の食べカスがペットボトルの中に入ることが多いため、その分不衛生な状態になりがち。十分注意してあげましょう。
持っておくと安心!あると便利なおすすめグッズ
お出かけのときに持っていると便利なグッズをご紹介します。どれもお値段が手頃なので、ひとつ持っておくと便利ですよ!
caplus(キャップラス)
ペットボトルのキャップ部分に装着するプラスチックのコップ。そのまま口をつけることなく、水筒のようにして使うことができます。ペットボトルの蓋もラクに開けられるので、力が弱いママや子どもでも簡単に開封できるという利点もあります。
ペットボトルストロー
出典:Amazon
500mlのペットボトル専用のストロー。逆流防止弁を使用しているから、唾液などがペットボトルの中に入らず衛生的です。ストローは市販のものにも付け替えられるので、定期的に取り替えるとさらに安心ですね。
ペットボトルカバー
出典:Amazon
少しでも冷たい状態を持続させるために、ペットボトルカバーをつけるのもおすすめ! 水滴で鞄の中が濡れてしまうのを防いでくれるのもうれしいポイント。
神経質になりすぎる必要はないですが、夏場は特に気をつけたい衛生面。できるだけ直飲みを避ける、口をつけた場合はその日中に飲み切る、保管は冷蔵庫で、などの点に気をつけて楽しくお出かけしましょう!
TOP PHOTO/Jerome Chi
参照/
株式会社エフシージー総合研究所「比べる×調べる」
水谷 花楓
東京の出版社で雑誌広告営業を7年間、その後、結婚して大阪に移転、リフレクソロジーの資格取得、受付嬢、社長秘書とやりたかった職種はすべてクリア!現在は、パンダで有名な和...
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