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お片づけのプロに聞く!家事の4割軽減も夢じゃない整理整頓の段取りと仕組みづくり!

お片づけのプロに聞く!家事の4割軽減も夢じゃない整理整頓の段取りと仕組みづくり!

オモチャは散乱、服は脱ぎっぱなし…、なんでうちの家ってこんなにすぐに散らかるの!? そう思っているママはわたしだけじゃないはず。

そこで今回は、忙しいママの暮らし方コーディネーター・北村めぐみさんに、家事時短&効率化を図る整理整頓のコツを伺ってきました!

家庭の中でも悩みの多いスペース、キッチン・クローゼット・リビングの3箇所に分けてご紹介します。

ママに使いやすく、子どもがお手伝いしやすいキッチンの作り方!

ほとんどのママが毎日使うであろうキッチン。北村さんによると、できるだけ料理がしやすくて、子どものお手伝いまで促せる整理整頓術があるとのこと。まず大事になってくるのは調理器具の配置です。下の図を参考に配置してみてください。

片づけのプロに聞く整理整頓術
  • A…軽いもの・あまり使わないもの
  • B…よく使うもの
  • C…火の鍋(フライパンなど、すぐコンロにのせて使うもの)
  • D…水の鍋(深鍋など、まず水を入れてから火にかけるもの)
  • E…重いもの・あまり使わないもの

軽いか・重いか、すぐ火にかけるか・まず水を入れるかの違いで配置を工夫するのがコツです。ほんの少しの差でも、料理手順に沿った調理器具の配置ができているキッチンは、料理時間の短縮と効率化が望めるそうです。

続いて、子どもがお手伝いしやすいキッチンの仕組み作りについて。北村さんは、家族みんなが食事の際に使うコップやお茶碗、箸などをトレーにまとめてセッティングしているそうです。

片づけのプロに聞く整理整頓術

いちいち食器棚からコップや箸を家族分用意するのは手間もかかるし、子どもには少し難易度が高そう。でも、普段からこう配置しておけば、子どもに一言「これ持ってって♪」と言えば済むので、分かりやすいですよね。

慣れてくれば、子ども自ら進んで運んでくれるようになるそうですよ。

子どもが1人でも身支度できる!目から鱗のクローゼット収納術

「ママ〜、洋服取って!」「あのズボンがないよぉ…。」ただでさえ時間がない朝、子どもの着替えに手をやいている時間がもったいないですよね!

北村さんによると、子どもでも“自分でできる”が当たり前になるクローゼット収納術があるんだとか。ポイントを3つ伺いました!

①衣替えの手間も省ける!お洋服の賢い収納位置

片づけのプロに聞く整理整頓術
  • A…シーズンOFFの衣類(夏/冬で入れ替え)
  • B…シーズン中のトップス
  • C…下着、靴下、ボトムス
  • D…春秋の衣類

北村さんによると、夏服、冬服、春秋服、と子どもの洋服は3つの季節に分類するのが良いのだそう。子どもの場合、春服と秋服は着るものが似ているので、同類にしておけば衣替えの手間が省けるそうです。

実際、北村さんのご家庭では子ども3人分の衣替えが20分で終了するのだそう。早っ!

配置もポイントで、春秋ものは子どもでも手が届く下の方に収納しておきましょう。「夏でも今日はちょっと肌寒いな…。」なんて日に、いちいち「ママ長袖取って〜!」と呼ばれるのは面倒ですよね。

子ども自身が春秋ものをすぐ出せるように収納しておけば、その手間も省けます。

②子どもの背丈に合わせて、ハンガーラックごと下げちゃおう!

片づけのプロに聞く整理整頓術

100円均一でも手に入る紐とつっかえ棒を活用して、子どもでも簡単に手が届くハンガーラックを作ってみましょう。子どもが自分で届く位置に洋服を掛けておけば、子ども自身がどんどん自分で支度をしてくれるので、その分ママは自分の支度がゆっくりできます!

③引き出しの中は、ゆとりを持って収納すべし!

子どもが使う引き出しの中をギュウギュウに詰めるのは絶対にNG!

子どもが1枚だけ取り出したいときに、いらない服まで巻き込んで出てくると結局引き出しの中はグチャグチャになって、せっかくやる気を見せてくれた子どもも嫌になってしまいます。

子どもでもパッと取り出しやすいように、引き出しの中は少なめに余裕を持って収納しておきましょう。

片づけのプロに聞く整理整頓術

また、1つの引き出しに、下着、靴下、ボトムスをまとめて収納しておくことで、あちこち引き出しを開けなくても子どもが簡単に着替えられます。

まだ文字が読めない子どもには、絵で引き出しの中身を示せるこんなかわいいステッカーもおすすめ! 100円で売られているので活用してみてくださいね。

片づけのプロに聞く整理整頓術  

家族で協力・共有できる快適なリビング空間の作り方!

家族みんなの憩いの場といえばリビングですよね。でも、なかなかのんびりできないママも多いようです。その原因は、子どもたちの「あれして〜! これして〜!」に振り回されてしまうから。

でも、北村さんが考えた家族が協力し合える仕組みを作ってしまえば、ママは随分楽できそうですよ〜!

いつでも自分で飲めるお茶コーナー

子どもってすぐ「喉乾いた〜! なんか飲み物〜!」とか言いませんか? そのたびに立ち上がってキッチンまで入れに行くのは面倒ですよね。それなら最初からリビングにお茶コーナーを設置しておけばいいんです!

片づけのプロに聞く整理整頓術

単純だけど、効果抜群です! これならいつだって好きなときに自分で飲んでくれます。さっそく我が家でも試してみたところ、3歳の娘も喜んで自分で入れてくれるようになりましたよ。夏は氷を入れて冷たくしておいてあげれば、きっと大喜びですね!

同じシーンで使うものはセット収納で常時スタンバイ!

お絵描きが好きな子どもなら、クレヨンとスケッチブック、図画工作が好きな子なら、折り紙とハサミ、のりというように、同じシーンで使うものをセットにして収納しておくといいそうです。

片づけのプロに聞く整理整頓術

100円均一に売っている間仕切りやカゴを活用すれば、子どもでも簡単に取り出せますね。兄弟姉妹ごとにカゴの色を変えて収納したり、家族で使うものと1人で使うものを区別したり、使いやすくする工夫もいろいろ考えられます。

連絡帳やお便りのチェックスペースは一箇所にまとめて!

保育園や学校のお便りって、結構頻繁に来ますよね。読むだけのものや、提出が必要なものまで種類はさまざま。保育園や幼稚園は毎日書かなくちゃいけない連絡帳もあると思います。

そういった紙類のチェックを一箇所でまとめてできるようにしておくととても便利。リビングテーブルの上に紙が散乱、「提出する書類はどこ置いたっけ?」なんて心配もなくなります。北村さんのおすすめは、紙類の整理BOXを置くこと。

片づけのプロに聞く整理整頓術

写真左のものが紙類の整理BOXで、真ん中の段に入れているのは読むだけでいいお便り、提出が必要なお便りは、一番上に置いて忘れないようにしているんだそうです。

ボールペンや印鑑、ハサミなどもまとめて鉛筆立てに入れておくなど、一歩も動かずにお便りチェックができるので余分な時間をかけずに済みますね。

わたしもさっそく北村さんのアドバイスを参考に配置チェンジしてみました。ちょっとした工夫で、家事の時短・効率化が測れそうです! ぜひ皆様もやってみてくださいね。

写真提供:北村めぐみ HPはこちら

TOP PHOTO/Africa Studio/shutterstock

YUUKI

YUUKI

1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...

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