2017.02.12
「2人目妊活迷ってます…」ママの不安を解決する『あの人』とは?
「2人目の子どもをつくろうか迷っています…」
子どもは2人以上欲しいと思っていたけれど、いざ2人目となると不安があってなかなか踏み出せない…。そんなママの声は少なくありません。実際に1人目を産んで育ててみると見えてくる現実的な問題がありますよね。
2人目の妊活を迷っている、そのワケとは
子どもが欲しいと思っているのに、すぐ妊活をはじめないのはなぜでしょう? 実は、これにはママたちのこんな不安があるようです。
今1歳5ヶ月の娘が一人います。卒乳もして、育児にも少し慣れて二人目を考え始めているのですが、なかなか踏み切れずにいます。 主人も私も実家は遠く、頼れるのは主人だけなのですが、夜勤があったり休日出勤があったりします。また、この御時世、年金もちゃんと貰えるか分からない時代ですし、子供一人の方が将来の蓄えや、子供に投資も出来るのかなーと考えたりします。
子どものことや夫婦2人の将来を考えると、心配事ばかりが湧いてきてしまうもの…。同じようなママたちの声をまとめると、大きく5つの不安があることがわかります。
1.経済的な不安
子どもの養育費や、家庭の貯蓄が心配だという理由です。これは決して今の生活が苦しいというわけではないんです。子どもに十分な教育を受けさせたいと考えると、少しでも金銭面で余裕をもっておきたいと考えての不安です。
また、夫婦2人の老後生活を考えたとき、できるだけ貯蓄を残しておきたいというのも理由のひとつです。
2.1人目の育児だけで手一杯で不安
育児をしてみると精神的にも体力的にも大変だと思うことが多くて驚きますよね。この大変さは出産前には想像もできなかったこと。子どもはかわいい。けれどこの大変さがもう1人分増えるのかと思ったら、2人の子をちゃんと育てられるのかどうか不安になってしまうママが多いようです。
3.身近に頼れる人がいなくて不安
例えばママが体調を崩したとき、はたしてパパが子ども2人の面倒を見られるか?と考えてみるとやっぱり不安に…。子ども1人なら何とかなっていたことも、2人となるとそう簡単にいかないことも出てきそうですよね。
4.妊娠トラブルや高齢出産への不安
妊娠中のつわりや産前産後のマイナートラブルがツラかったママの中には、「もう同じような思いをしたくない!」という人も少なくありません。また、2人目を妊娠する頃には高齢出産の年齢になっていることに不安を覚えるママも。
ただいずれの場合も、自分自身の体がツライということ以上に、家事ができなくなったり、仕事を休まなければいけなかったりといった家族や周囲の人への影響を心配しているママが多いようです。
5.セックスレスなど夫との関係に不安
「2人目の妊活をはじめるもなにも、そもそも夫と夜の営みがない」「子どもをつくるためにだけにセックスするのもどうなの?」と迷っているママも。また、夫が家事や育児に非協力的で2人目をつくるのに躊躇してしまうというママも散見します。
“産んだらどうにかなる”“子どもは勝手に育つもの”という言葉もあるように、聞く人によっては、“考えすぎ”ともとれるこれらの不安。
しかし、2人目を迷っているママの意見を聞くと、子どもを不自由なく愛情いっぱいに育ててあげたい、周囲に迷惑はかけたくない、という気持ちが根底にあるのが見えてきます。
でも、ママやパパの年齢を考えるといつまでも迷っていられないのも現状。どうにかこの苦しい葛藤を打破する方法はないものでしょうか。
2人目を実現するのは“夫”の協力!?厚生労働省での調査でも明らかに
出典:George Rudy/Shutterstock
教育費用、貯金、親の体力、周囲との関係など、考え始めると心配ばかりが増えてしまう第2子問題…。でも、その解決の糸口となるキーマンは、実はすぐそばにいるようです。そのキーマンとは、そう“夫”です。
2人目の子どもの出生状況について、内閣府がまとめたこんなデータがあります。
子供がいる夫婦の夫の休日の家事・育児時間別にみたこの12年間の第2子以降の出生状況
このデータは、少子化対策の一環として厚生労働省が行っている、男女の結婚や仕事などの状況調査を内閣府がまとめたものです。
調査対象の夫婦のうち、12年間で2人目以上の子どもをもうけた夫婦は約6割。そして注目すべきは、“夫の家事や育児時間別にみた出生状況”。
夫が休日に家事育児をまったくしない家庭では約1割しか2人目をもうけていないのに対し、2時間以上の家事育児をする夫では約5割、さらに夫が休日に6時間以上も家事育児をしている家庭では8割以上も2人目をもうけていることが見て分かります。
つまり、夫が家事育児に協力的であればあるほど、2人目の子どもを産んでいるんですね。たしかに、2人目についてママが持っている不安は、夫との協力で解決できることも多そうです。例えば、普段からパパが家事育児に慣れてれば、ママの気持ちや行動に余裕がでやすくなりますよね。
万が一の妊娠トラブルで家を空けることになっても不安が少なそうですし、経済面の不安もママが働きに出るなど解決の選択肢も増えそうです。妊娠中や産後の家事育児の負担をママ1人で抱えるなんてこともなくなりそうですね。
山下 二子
1984年生まれ。大阪在住。学生時代に医療福祉や情報処理・経理について学ぶ。卒業後は銀行に就職したのち、大手コールセンターへ転職。採用・研修・労務管理等を務めたが転居によ...
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