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2016.08.03

体験からわかった!『食物アレルギー』がある子どもと海外旅行へ行くための事前準備

体験からわかった!『食物アレルギー』がある子どもと海外旅行へ行くための事前準備

食物アレルギーを持つ子どもがいると、旅行へ行くのに心配がつきもの。まして海外となるとなおさら。そんな中、卵アレルギーがある息子2人を連れて昨年の夏にハワイへ行ってきました。事前準備をしっかりしておけば安心して海外旅行に行くことができることを、実体験をもとにご紹介します。

飛行機は日系がおすすめ。食事は持ち込んで!

海外旅行 飛行機

どこの航空会社でも食物アレルギーの対応はしてくれるようですが、旅行会社に確認したところ、やはり対応のきめ細かさや意思疎通のとりやすさから日本の航空会社の方が安心であるとのことでした。

我が家が利用した『全日空』ではアレルギー食を準備してくれましたが、内容は焼き魚、硬めのパン、ゼリーなどで子どもはほとんど食べず、持参したパンなどを食べていました。念のために食材を持ち込むことをおすすめします。

なお、ゼリーやヨーグルト、プリンなどは液体と見なされ、量(100ml以上)によっては持ち込みの制限の対象となるため注意が必要です。おにぎりや菓子パン、お団子などの固形物でお腹が満足できるものが良いでしょう。

また、以下のような食材も、飛行機だけでなく滞在先で重宝します。スーツケースへ入れて日本から持ちこんでみてはいかがでしょうか?

  • パン(日持ちのするもの)
  • 真空パックのご飯
  • 海苔、ふりかけ
  • 小分けになった調味料(醤油・ソースなど)
  • レトルトカレー(アメリカでは牛肉の持ち込みは禁止のため注意)
  • 煎餅などお腹持ちの良いお菓子

ホテルはコンドミニアムを!

宿泊は、キッチン付きのコンドミニアムがおすすめ。毎食アレルギーのことを気にしながら外食するのは大変なため、日本から持参したものや現地スーパーで調達したものを使って調理すれば安心です。スーパーが徒歩圏内にあることも重要。コンドミニアムではなくても、せめて電子レンジがあると便利です。

周辺情報や設備は、旅行のガイドブックに付属しているマップ、コンドミニアムやホテルのホームページ、トリップアドバイザーなどの口コミサイトから調べることができます。

また、コンドミニアムでもホテルでも、日本語を話せるスタッフがいることが重要です。宿泊先内のレストランはもちろん、外のレストランの予約サービスも行っている場合があり、食物アレルギー対応をしてくれるか確認してもらうことができます。また、ルームサービスを頼む際に料理長に確認してもらうこともできます。

レストラン選びはJCBサービスの利用か、直接のやり取りで確認

欧米ではグルテンフリーが話題になっていたり、宗教上ビーガン(菜食主義者)の人がいるなど世界の観光地にはさまざまな人が集まります。そのため、食物アレルギー(除去食)に快く対応してくれる国やレストランも多いはず。ハワイでは対応してくれるところが多かったです。

実際に私はJCBの運営する海外旅行の情報サイトから海外レストラン予約サービス(無料)を利用して、アレルギーに対応してくれるレストランを探しました。具体的には自分でレストランを数軒ピックアップし、電話で予約する際に卵アレルギーがあることを伝え、その返事を待って対応可能であれば予約しました。

JCBたびらば

また、サイトから予約できないところや、予約自体ができないレストランの場合には、レストランのホームページの問い合わせフォームから直接やり取りしました。ハワイの場合は英語であったため翻訳ソフトを使えば、英語が苦手な私でも簡単にできました。

ホームページ上にアレルギー一覧が掲載されている場合もあります。英語版のため、翻訳ソフトを活用し、プリントアウトして現地へ持参しました。

現地語のメモやカードがあると便利

子どもに食物アレルギーがあること、このメニューには卵が含まれているかなどを相手に確実に伝えるために、現地語で書いたメモを持参しました。

海外旅行 食品アレルギー

旅行中、実際見せることはありませんでしたが、念のためのお守りとして持っていると安心です。また、友人は「卵が含まれている場合はyes、含まれていない場合はnoと答えてください」といった現地語で書いたカードを見せて、メニューを順に指差しして確認したそうです。

<h2●旅行前の準備!かかりつけ医に相談、保険に加入

旅行前は、アレルギーのかかりつけ医に旅行のことを伝え、何かあったときのための応急処置として事前に薬を処方してもらうと安心です。私は旅行が決まったときに医師にあらかじめ相談しておき、旅行の2日前に薬を処方してもらいました。

現地で病院にかかると多額の出費になるため保険加入は必須です。また、日本語対応の病院を調べておくと安心です。

旅行の予約は早めがベター

日系の航空会社、コンドミニアム、日本語対応など一般の旅行と比べると制約が多く確実に予約する必要があるため、早いうちから準備をして予約する必要があります。我が家がハワイ旅行を考え出したのは1年前、飛行機とホテルの予約は半年前、レストラン予約は2ヵ月前に行いました。希望通りスムーズに予約することができました。

海外旅行 家族

このように、我が家は事前準備にかなりの時間をかけた甲斐あって、安心して旅行へ行くことができました。レストランへ行く際はネットの予約表や、事前にメールでやり取りした内容を見せたり、英語での確認を怠らないようにしました。毎食では疲れてしまうので、朝はホテルの部屋で済ませたり、夕食をテイクアウトとルームサービスで済ませることもありました。その結果、子どもは食事に関して困ることもなく、笑顔で過ごすことができました。

今回の内容が食物アレルギーを持つご家族の参考になれば幸いです。

参照/ WORLD SKY GATE_NARITA Security Guide「液体物の持ち込みについて(国際線)」

Kayoko*

Kayoko*

二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...

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