2017.05.01
夜勤や急な夜間外出時に使いたい!子育て事業『トワイライトステイ』を知っておこう!
仕事でのトラブル、夜勤や出張、外せない冠婚葬祭、出産などでの入院…、夜にどうしても外出が必要になるときってありますよね。
実家が近かったりパパの手が空いていたり、子どもを預けられる相手がいればいいのですが、誰も頼ることができない…。「一体どうすればいいの!?」と頭を悩ませてしまうこんなとき、各自治体などが行っている『トワイライトステイ』というサービスが役立つかもしれません。
トワイライトステイって?夜間に子どもを預かってもらえるサービス!
トワイライトステイは、国の『子育て短期支援事業』の一環で行われているサービス。『夜間養護等事業』とも呼ばれ、各自治体や、自治体からの要請を受けて委託されたNPOなどが運営を行っています。
その名前のとおり、平日の夜間や休日に子どもを預かり、生活指導や食事の提供などを行ってくれるんですよ!
自治体ごとに異なる場合もありますが、おおむね17時から22時までの預かりを行っているようです。また、夜間の一時預かりだけでなく宿泊ができるところも!
利用には条件あり!お住まいの地域の情報をチェックして
Photo/Africa Studio/shutterstock
トワイライトステイを利用するためには、一定の条件をクリアしている必要があります。各自治体や実施施設によってそれぞれ条件が違いますが、
- 出産や病気などで入院・療養する
- 事故や災害にあった
- 冠婚葬祭、仕事での出張や残業など社会的な理由がある
- 親族の介護や介助が必要
以上のような場合で、保護者が不在になり、身近に預かってくれる人がいないときに利用できる…としているところが多いようです。
預かり可能な年齢もさまざまで、0歳児から受け入れているところもあれば、2歳児からというところもあります。年齢の上限は、おおむね小学生(12歳)までです。
また、宿泊もできるかどうかや、利用可能日数、料金など、サービス面にも違いが。「利用するかも…」というママは、あらかじめお住まいの地域のサービスや条件について調べてくと安心です。
例:東京都世田谷区の場合
<条件>
仕事などで親の帰宅が夜になる・休日に不在となり、他に養育者がいない場合
原則として利用は年間30日以内
申し込みは利用日の2週間前から、総合支所生活支援課・子ども家庭支援センターで
※1日あたりの定員あり
<対象>
区内在住の小学生
<時間>
平日:17時から22時まで
休日・祝祭日:8時30分から17時、17時から22時
<利用料金>
1日1,600円
便利だけどデメリットも…?子どもに合うかは要チェック
Photo/MaLija/shutterstock
各自治体が行っているということで安心感もあり、料金もお手頃なトワイライトステイ。「ぜひ利用したい!」と思うママも多いのでは?
しかし、施設が近くにない、22時までに迎えに行けないのに施設が宿泊対応ではない、事前の面談などが必要で急ぎのときには間に合わない、定員オーバーで受け入れてもらえない…など、なかなか思うようにならないこともあるようです。
「使うことはないかな…」と思っていても、もしものときに備えて調べておき、できるだけスムーズに利用できるようにしておくのがおすすめ!
また、見知らぬ子ども同士が一緒に過ごすので、集団行動が苦手な子や、ほかの子を叩いたりしがちなど、問題を起こしかねない子の場合には利用を断られてしまうかも…。
「うちの子は預けても大丈夫かな?」「強いストレスを感じたりしないかな?」と、子どもにこのサービスが合っているかはぜひ確認したいところです。
最近では、病児保育や、ご紹介したトワイライトステイなど、子育てに役立つ保育サービスの種類が増えてきましたよね。
それぞれのサービスのメリット、デメリットを吟味しながら、シチュエーションや子どもにぴったりのものを見つけて、困ったときにはうまく活用しましょう!
全国のショートステイ・トワイライトステイ実施一覧はこちら。
まずはお住まいの地域で実施しているか、ぜひ見てみてくださいね。
TOP PHOTO/Yuganov Konstantin/shutterstock
参照/
世田谷区公式ホームページ「トワイライトステイ」
くれ子育てねっと「ショートステイ・トワイライトステイ」
練馬区公式ホームページ「子どもトワイライトステイ(夜間一時保育)」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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