2015.12.24
夫婦で楽しくコミュニケーション!話題の実用例
「パパの帰宅時間が毎日遅くって…」。今の時代そんな家庭は多いはず。帰る時間には子どもはすでに夢の中、なかなか成長過程が見られないのはパパにとっても悲しいところですよね。それに伴って、夫婦間のコミュニケーションを取るのがなかなか難しいという声をよく聞きます。
そこで、今ネットで話題の楽しいコミュニケーション方法をご紹介します。
トヨタの『カンバン方式』を子育てに取り入れてみる
皆さんはトヨタが行っている『カンバン方式』はご存知ですか?実はこちらは独自の生産管理方式で、「やるべきこと」はカードを用いてアナログ化し、「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」生産するというものなのだそう。
そしてそれを実際の家庭で行ってみたパパがいて、Twitterで話題になったのが始まりなんです。そのパパが実践した内容に従って、家庭で行う方法をチェックしてみましょう。
準備するもの
- ペン
- ポストイット
- 大きなカレンダーもしくは模造紙
ルール
1.月に一度「1日の中ですべきこと」をすべてポストイットに書き出す
これを書き出すことで、お互いが1日どんなことをしているかが明確になります。
例えば、夫は仕事、妻は家事とはっきり役割分担が分かれている家庭だとしましょう。夫は妻が普段やっている多大な家事を知り、妻は夫がどんな大変な仕事をしているのかが分かります。お互いがそれを知ることで、どれだけ大変なのかが解り、「お疲れさま」「今日もありがとう」という労いの言葉が自然に出るようになります。
2.1週間ごとに「お互いのやりたいこと」をすべてポストイットに書き出す
「友達とランチに行きたい」「一日中寝ていたい」など、些細なことでも遠慮なくやりたいことを書き出します。そこから1週間で「現実的な範囲でできること」を選ぶというもの。
例えば、今週末は夫が「一日中寝ていたい」を実行するなら、来週末は妻が「友だちとランチに行きたい」を実現させる。こうしているうちに「先週はわたしが実行できたから、今週はあなたが実現させて」と、お互い譲りあうコミュニケーションがうまれてくるそう。
帰宅が遅い夫へ妻からの黒板メッセージ
次に紹介するのは『黒板メッセージ』。これは帰宅が遅い夫に対して、妻が黒板にメッセージを書くというシンプルなもの。こちらも実行した妻が子どもの成長報告をおもしろおかしく黒板に書き、Twitterで話題になったコミュニケーション方法なのです!
ある日のメッセージは、明日の朝食予定と連絡。自分の体調や宅配物が届いたなどの連絡に、子どもの様子も忘れずに書かれています。またある日は夫への子どもに関するミッションが書かれていたり。でもこのママの凄いところは、いつでもユーモアを忘れないこと。
準備するもの
- 黒板やホワイトボード
- ペン
- ユーモア
ルール
夫に伝えたいことや子どもの成長過程をおもしろおかしく報告する
基本的に難しい言葉や固い表現はなるべく避けて(あえて固い言葉を使うのもアリ)、自分で読んでみて思わずクスっと笑ってしまうようなことを書いてみましょう。ユーモアは難しく考えずに、夫や子どもとのコミュニケーションの中でうまれた言葉や、ギャグ、表現などを取り入れるといいかもしれません。
『カンバン方式』と『黒板メッセージ』に共通していることは、家庭の現状をアナログでシェアすること。会えなくても現状を共用するだけで、夫も妻も精神的に違ってくるのではないでしょうか。実際『カンバン方式』を行った家庭では、夫婦関係が劇的に変わったと報告されています。
LINEやメール、言葉で伝えることも大切ですが、忘れてしまうことも多いですよね。こうしてアナログでメッセージに残すことで、お互いに忘れずに大切なことや子どもの成長を確認できます。日々の生活に追われる現代の夫婦間のコミュニケーション方法の1つとして、ぜひ活用してみてください。
参照/
Conobie「エンジニアの僕が子育てで「トヨタのカンバン方式」をやってみた結果」
「帰りが遅い夫に対して妻がおくる「黒板メッセージ」…そこに示されたミッションが面白い!」
ナミエマユコ
大自然と動物と、美味しいものが大好きなフリーライター。最近一児の母になりました。なってみて解ったのは、子育ては幸せな反面、悩みも尽きないってこと。そんな悩めるママたち...
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