2015.11.03
世話焼きママになってない?自分でできる『自発的な子ども』の育て方
洋服を着替えさせたり、靴を履かせてあげるなど、つい世話を焼いてしまうパパやママ。しかし、それは子どもの自発性を邪魔しているのかもしれません。
時間がかかるからと手伝ってしまうこともありますが、自発的な子どもに育てるためには、パパやママの接し方が重要になります。
”まだできない”=親の思い込み。やりたい気持ちを尊重して!
着替えや保育園の登園準備、片付けなど、なんでも手伝ってしまうパパママの特徴は、子どもが小さいから”まだできない”と思い込んでいること。
でも、子どもたちは”できない”のではなく、”どうすればいいかわからない”ことがほとんどなのです。何度教えても、すぐに覚えられないのは当たり前。繰り返すことで、次第に方法を学んでいきます。
途中で口出ししてしまうこともありますが、子どもが頑張っている間は優しく見守ることが大切です。
方法に”正解”はありません。子どものやる気を尊重し、我が子なりの方法でゆっくりと進めてみましょう。
子どもがわかりやすい配置に変えてあげるのも◎
子どもたちが片付け方や準備の仕方がわからないのは、『配置』にあるかもしれません。洋服やおもちゃの場所は、つい大人の目線で収納してしまいますが、一度全部出してみて子どもが片付けやすい配置を考えてみましょう。
例えば、着替えは子どもの部屋にあるのに、保育園の荷物はリビングにある…という風に行動範囲が広くなってしまうと、どこに何があるのかわからなくなってしまうことも。
子どもの荷物は一部屋にまとめ、行動範囲を狭くしてあげるのもコツです。
時間がなくなると「早くして!」とイライラしてしまいますが、それを避けるためにも余裕を持った行動を心がけましょう。
一目でわかる収納方法に統一!
不透明なボックスは、中に何をしまえばいいのか、子どもたちには判断がつきません。そこで、思い切ってクリアケースに入れたり、棚の上に並べて一目でわかる片付けにしてみるのもおすすめ。
中身が見えるように配置されていれば、子どもたちも自然と理解します。
しかし、そうするとしまうときにぐちゃぐちゃになってしまい、見た目が悪い…なんてこともありますよね。そんなときは、”ラベリング”が一番。不透明な収納ボックスでも、服やおもちゃの絵を描いて貼り付ければ、一目で片付ける場所がわかります。
もし余裕があるならば、親子で一緒にラベルを作るのもいいでしょう。自分で絵を描くことで覚えやすくなり、片付けもはかどります。
片付けや着替えなど、もたもたしている様子を見るとつい手伝ってしまいがち。でも、それが子どもたちの自主性を失わせている原因かもしれません。
また、親目線の片付けや収納も、難易度を上げてしまう理由。我が子なりのやり方を見つけ、それに自信が持てるよう、見守るのが親の役目と考えましょう。
参照/
Benesse 教育情報サイト ヘッドライン「手帳のプロ直伝! 子どもの自主性を育てる時間管理術とは?」
All About「6歳までの親業って?自主性とやる気の子育て心理学」
TOP PHOTO/Boudewijn Berends