2016.09.09
使い回しは厳禁!毎回替えないとバスタオルは病原菌の温床に…!
突然ですが、あなたはバスタオルを毎回替える派ですか? それとも変えない派ですか?
しばしば日常会話の話題にもなるこの議論ですが、バスタオルの使い回しが、とんだトラブルを招くこともあるようです。
世の中の約半数がバスタオルを“毎回替えない派”
お風呂上がりのタオルは清潔なものを使いたいもの。では、毎回バスタオルを替える派って一体どれくらいいるのでしょうか。
アンケート調査『みんなの声』で12,616人を対象に行った調査によると、バスタオルを1回使ったら洗濯する人は全体の52%を占め、1回以上使ってから替える人が44%という結果となりました。毎回替える派と替えない派が約半々の割合で分かれたということになります。
中には同じタオルを1週間、またはそれ以上使う人が12%もいるようです。
バスタオルを使い回すと病原体が数億個、それ以上にまで…
かさばるバスタオルは、毎日洗濯するのが面倒なもののひとつ。特に雨が続く季節だと、乾きにくく、嫌な臭いを発しがちですよね。ただ、一度使ったタオルには、皮脂膜やはがれた角質、汗、石けんやシャンプー、リンスの残りかすなどがベッタリ。
衛生微生物研究センターによると、洗い立てのタオルに病原体が500個存在するなら、その数は1度使用すると約40万個に、2度使用すると約1100億個に増えるそう。しかもこの数字は、たった10cm四方に存在する病原体の数。
これを聞いたら、なんだか背筋がゾッとしませんか?
タオルを使い回すことで、感染症のリスクも
病原菌が猛スピードで繁殖する使い回しタオルは、危険もいっぱい。夏になると増える感染症のひとつ『流行性角結膜炎(はやり目)』も、タオルの使い回しで家族に感染する症状のひとつです。
また、はやり目と同じ『アデノウィルス』が原因で感染するのが、『プール熱』。38℃以上の高熱が続き、結膜炎を伴うこともあり、5日以上症状が続くのが特徴です。このプール熱も、タオルの使い回しによって簡単に家族に感染します。
さらに、子どもに多い『手足口病』も、タオルの使い回しで感染する病気。万が一、大人に感染すると、強い痛みを伴ったり、高熱が続いたり、と重症化しやすいので注意しなければいけません。
もし、家族にこれらの感染症の疑いがあるなら、当然、タオルは全員別々に。念のため、患者だけでなく家族全員のタオルも塩素系漂白剤で消毒し、日光に干して乾燥させましょう。
タオルをより清潔に保つには?
少々の湿気でも吸収しやすいタオルは、病原菌が繁殖しやすい場所。毎日の洗濯と外干しにより清潔に保つことができますが、より清潔に保つためには、更に以下のケアをしてあげると効果的です。
- 薄めた漂白剤に定期的につけ置き
- 高温で乾燥機にかける
- 抗菌作用を持つ洗濯洗剤を利用する
また、バスタオルを洗ったら、しっかり乾燥させ、棚のタオルは順繰りに使うように心がけて、雑菌の繁殖や嫌な臭いを防ぎましょう。
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— mamaPRESS (@mamaPRESS_news) 2016年8月22日
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TOP PHOTO/
Duc De Salier
参照/
微生微生物研究センター「バスタオル、何回使ってから洗う?」
みんなの声「バスタオルって毎日替える?」
ひらばり眼科「結膜炎と出血」
厚生労働省「手足口病に関するQ&A」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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