2016.12.04
子どもの繰り返す嘔吐!もしかして『周期性嘔吐症』かも!?
元気だった子どもが急に吐きはじめ、何度も嘔吐を繰り返し、それが発作のように周期的に起こる場合は要注意! 幼稚園から小学校の子どもの約2%に認められる『周期性嘔吐症』かもしれません。
どんな子どもに起こりやすいのか、治療法や予防法についても調べてみました。
繰り返すことが特徴の『周期性嘔吐症』とは?
周期性嘔吐症の症状の現れ方は、元気な子どもが突然吐きだし、何回も嘔吐することが数日間続き、治まると元気になり、また嘔吐が始まる…ということを繰り返します。2~4週間ごとの一定の周期で起こるんだとか。
嘔吐以外にも顔面蒼白、食欲不振、腹痛、下痢、発熱などの症状が表れる場合も。発症は3~13歳までが多く、5~6歳がピークで、『自家中毒』や『アセトン血性嘔吐症』ともよばれています。
最初は胃腸炎と思いがちですが、周期的に繰り返すという点でそうではないことが分かりますね。症状がないときは、何事もなかったように元気にしているのも特徴の一つです。
『周期性嘔吐症』を引き起こす原因はたくさんある!
発症のきっかけには次のようなことが考えられています。
感染症
風邪、胃腸炎、慢性副鼻腔炎など
心理的ストレス
発表会前の緊張や不安、遠足前に興奮するなど
刺激食品の摂取
チョコレート、かんきつ類、アイスクリームなどの冷たいもの
長時間の空腹
夕食を食べずに眠った翌朝に起こるなど
遺伝的な要素
親が片頭痛持ちだと発症する可能性が高くなる。『周期性嘔吐症』は“片頭痛の子ども版”ともいわれている
何らかの刺激が引き金となって嘔吐が起こるようです。特に小さいときには消化器系が未熟のため、ちょっとしたことで吐きやすいもの。ママとしては、子どもが嘔吐すると心配です。
発症のきっかけは子どもによりさまざまなため、冷静になって何が原因なのか見極めたいですね。
Kayoko*
二児のママ。 大学では心理学を専攻。 卒業後はメーカーに勤務し、営業・商品企画を経験。結婚後は自宅にて小論文添削。現在はWEBライターとして活動中。 仕事・育児・趣味のディ...
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